広がる仮想アプライアンスの可能性Linux などオープンソースのアプリケーションを評価する一番簡単な方法は、おそらく Microsoft (NASDAQ:MSFT) の『Windows』上で仮想的に実行するというやり方だろう。
失敗のおそれもインストールの手間もなく、しかも背後で動作する Windows が通常通りに使える。選べるアプリケーションはすでに何百もある。それがすべて無料で利用できる。 これらすべてが1社のオープンソースベンダーによってもたらされているとしたらどう思うだろう? そう、すべてが EMC (NYSE:EMC) 傘下の VMware のおかげなのだ。 VMware のデベロッパー製品および市場開発部門ディレクタ Srinivas Krishnamurti 氏は取材に対し次のように述べた。「企業向けソフトウェアがますます複雑になっていて、評価したり実務に使用したりする際、ソフトウェアを設定するだけで25%ないし30%の時間をとられてしまう。これは時間の無駄だ。そこで、独立系ソフトウェアベンダー (ISV) である当社が自社製品を仮想マシンにプリインストールし、仮想アプライアンスとして配布できるようにしたらどうなるかと考えたのが始まりだ」 昨年6月、VMware は同社の製品ユーザー向けサイト『VMware Technology Network』(WMTN)に仮想アプライアンスをダウンロードするための『VMTN Virtual Appliances Directory』を設けた。当初わずか6つしかなかった仮想アプライアンスが、1年余り経過した現在、300以上にまで急増している。 Linux OS『Ubuntu』の最新版を動かしたい、あるいは『Debian』と『Solaris』のハイブリッドOSである『Nexenta』を試したい? どちらも VMTN Virtual Appliances Directory で手に入る。 6から300という数の増加は直線的ではなかった。爆発的に増えた転換点がある。 「仮想アプライアンスの数を飛躍させる原因となったのは、『VMware Player』のリリースだ」と Krishnamurti 氏は述べた。フリーで提供されている VMware Player は、仮想マシンの実行環境を作りだしてくれるもので、これを利用すれば新しいソフトウェアの評価や試験運用などが煩雑な作業なしでできる。 仮想アプライアンスは、Linux ディストリビューションをより簡単に試せるようにしたり、Web 閲覧専用仮想アプライアンスの利用により安全性を高めるといったことで役立つだけではなく、ソフトウェア配布のパラダイムを変える役割を担っているかもしれない。 関連記事 最新トップニュース
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