『Windows Vista』第1リリース候補版、間もなく一般にもお披露目Microsoft (NASDAQ:MSFT) は1日、小規模の技術顧客グループに向け、『Windows Vista』の第1リリース候補版 (RC1) をリリースした。そして同社は5日、今週中により多くの人たちを対象にして、Vista RC1 のテストを行なうと発表した。なお Vista の価格も、今回正式に発表となった。
6月に公開した Vista の第2ベータ版は非常に評判が悪く、テストユーザーの多くは、Microsoft が年内の完成予定に間に合わせるのは無理な話だと感じた。 以来、3か月の間に10万件以上ものバグ報告が上がった。そして漕ぎ着けた Vista RC1 だが、テストユーザーたちによると、完成度はかなり高いという。 Ziff Davis Publishing の IT 情報サイト『ExtremeTech』で、上級技術アナリストを務める Jason Cross 氏は Vista RC1 について、「第2ベータ版から大きく進歩した」と評した。そして同氏は、「パフォーマンスが大幅に向上し、インストールは30分程度で完了する。多くの点で、完成度が上がっている」と述べた。 また、Windows 情報サイト『SuperSite for Windows』の編集者 Paul Thurrott 氏は取材に対し、「第2ベータ版は、いろいろな点で大きな失望を覚えるものだった」と述べた上で、次のように語った。「第2ベータ版は一般に公開しない方がいいと思っていた。案の定、多くの人の反応は芳しくなかった。しかし Vista RC1 は安定性、信頼性、パフォーマンスの面で優れている。これなら一般のテストユーザーは、『Windows XP』と何が違うのかということに、集中できる」 Thurrott 氏は、Vista RC1 の最もよい点と悪い点について、詳細な記事を掲載している。また前出の Cross 氏も、評価記事を掲載した。 両氏とも、Vista が完成に近づいていることは認めているが、まだ解決すべき問題があるという。Cross 氏は、ドライバの準備がまだ整っていない状況について、最も厳しい評価を下している。 さて、今回正式に Windows Vista の価格が明らかになった。各エディションの価格については、先ごろ Amazon.com が予約受付を開始した際、正式発表に先行してサイト上に掲載していた。どのエディションも、Amazon.com が掲載した価格通りだった。 まず企業向けの『Windows Vista Enterprise』は、Microsoft の『ボリューム ライセンス プログラム』を利用しているユーザーだけが購入できるエディションのため、小売価格は存在しない。次に同じく企業向けの『Windows Vista Business』は、『Windows XP Professional』の後継に位置するエディションで、小売価格は通常版が299ドル、アップグレード版が199ドルとなる。 一方、家庭ユーザー向けには3種類のエディションがある。必要最小限の機能しかない『Windows Vista Home Basic』は、通常版が199ドル、アップグレード版が99.95ドルだ。『Windows Vista Home Premium』は、『Windows XP Home Edition』に最も近いエディションで、通常版が239ドル、アップグレード版が159ドルとなる。 業務用途と家庭用途の両方に対応する『Windows Vista Ultimate』は、通常版が399ドル、アップグレード版が259ドルと高額になっている。 なお、一般向けの Vista RC1 公開は、ベータテストの際と同様に『Windows Vista Customer Preview Program (CPP)』を通じて行なう。既存登録ユーザー以外にも、数日中に新たな参加者を募る予定で、Microsoft は500万人以上の一般消費者を対象に Vista RC1 のテストを行なう計画だ。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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