オープンソース IDE の『Eclipse』、採用が急増今週ボストンで『EclipseWorld』カンファレンスが開幕する。そんな状況から、オープンソースの統合開発環境 (IDE)『Eclipse』が、あらゆる場面で活躍していることは、容易に想像がつくだろう。
Eclipse プロジェクトを運営する Eclipse Foundation は5日、IT 市場調査会社 Evans Data の最新年次調査によって、『Eclipse Rich Client Platform (RCP)』の採用拡大が明らかになったと発表した。 調査によれば、主要 IDE として Eclipse を用いたとの回答は、60%に上ったという。2005年の前回調査において、同じ回答の割合は32%にとどまっていた。 同調査ではさらに、サーバー中心アプリケーションの開発に Eclipse を用いたとの回答が、2005年の55%から、2006年は65%に増加したことも明らかになった。 そして Eclipse RCP については、回答者の22%がリッチクライアント アプリケーションの開発に、Eclipse RCP を用いていると回答した。これは2005年の調査に比べ、130%以上の増加になる。 さらに同調査結果で特に目を引いたのは、今後6か月以内に Eclipse RCP を使用するという回答が、3分の2を超える68%に上ったことだ。 Eclipse RCP は、『Linux』『Windows』『Mac OS X』いずれでも動作するクロスプラットフォーム アプリケーションの容易な開発が可能だ。IBM は、Linux 上で『Lotus Notes』を動作させるのに用いたツールとして、Eclipse RCP の名前を挙げた。 Eclipse Foundation のエグゼクティブ ディレクタ Mike Milinkovich 氏は取材に対し、「Eclipse RCP の採用増加について、非常に嬉しい驚きを覚えた。この1年にわたり、われわれはより多くの企業や開発者が、Eclipse RCP 採用について発言するのを目の当たりにしてきたが、今回の調査結果はそれを裏付けた。今後6か月以内に Eclipse RCP を採用するとの回答が、さらに多かったことにも心が躍る」と述べた。 Milinkovich 氏は、特に Microsoft の次期 OS『Windows Vista』のリリースが近づいているこの時期、Eclipse RCP に大きな期待を寄せている。 同氏は次のように述べた。「Windows Vista は、多くの組織に技術プラットフォームの見直しを迫ることになる。Eclipse RCP は『.NET』に代わる選択肢として、非常に優れていると思う。Eclipse RCP は、優れたコンポーネントモデルを備えており、マルチプラットフォーム対応機能は、開発者により多くの選択肢と柔軟性を提供する、というのがわれわれの見方だ」 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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