スクリプト言語『JRuby』の開発者が Sun の技術者に見本市で行なう印象的なデモンストレーションの効果を、決して見くびってはいけない。なぜなら、2人の『Java』技術者が自分たちのプロジェクトを、Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) 主催の開発者向けイベント『JavaOne』で披露してから3か月後、Sun はこの2人を雇い入れ、彼らがプライベートで取り組んでいたプロジェクトを本業に昇格させたからだ。
この2人、すなわち Charles Nutter 氏と Thomas Enebo 氏はこれまで、仕事の合間を縫って『JRuby』の開発に取り組んできた。しかし今では、Sun の常勤ソフトウェア技術者となり、Sun Fellow の称号を持つ XML の創始者 Tim Bray 氏の下で働いている。 JRuby とは、Java で実装した『Ruby』言語のことだ。Ruby は、オブジェクト指向のスクリプト言語で、1995年の発表以来、Web の世界でかなり高い人気を得ている。Ruby はフリーソフトウェアの言語として、オープンソース ライセンスの下で開発されている。Ruby は、サーバサイドのスクリプト処理系として広まっている。最近脚光を浴びているスクリプト言語として、『Ajax』手法 (クライアントサイド) の利用拡大で改めて注目が集まった『JavaScript』(Java とは無関係) があるが、こちらはサーバーサイド処理系としては、あまり人気を得ていない。 Bray 氏が Nutter 氏と Enebo 氏を迎え入れた背景の考えには、『IronPython』を開発する Microsoft の Jim Hugunin 氏が示した『.NET Framework』用動的言語に関する意見と、共通するところが多い。Hugunin 氏は、.NET 用の動的言語が持つ利点として、小回りが利くことや開発に時間がかからないこと、あるいは今まで .NET 環境に二の足を踏んでいた技術者の取り込みが可能な点を上げていた。そして動的言語の人気は、非常に高まりつつある。 「動的言語のあらゆることに開発者のコミュニティが注目し、関心を抱いている。したがって、(2人を雇うのは) 当然のことだった」と Bray 氏は述べ、「彼らは優れた開発者で、Java プラットフォームをもっと便利にするという、皆の関心事に取り組んでいる。これは当社の求めることに、ぴったりと合う」と語った。 関連記事 最新トップニュース
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