Microsoft は今年はじめ『Macworld Conference & Expo』の席上で、最短でも今後5年間は生産性スイート『Microsoft Office』の『Mac OS』版を提供し続けると発表した。
次の大型リリースは『2007 Microsoft Office system』(Office 2007) の Mac OS 版になるが、時期としては Windows 版のリリースから、さらに半年ないし8か月先になる見通しだ。Office 2007 の Windows 版は2007年1月にリリース予定となっている。Office 2007 の Mac OS 版については、最近まで開発すら始まっていなかった。
Microsoft の Macintosh 対応製品を開発する事業部門 Macintosh Business Unit (Mac BU) は最近、アプリケーションコードすべてを Apple の『Xcode』プラットフォームに移した。Xcode は、『PowerPC』プロセッサを搭載した Mac だけでなく、Intel (NASDAQ:INTC) 製プロセッサを搭載した新世代 Mac の両方と互換性を持つバイナリコードを生成できるため、Xcode 移行は非常に重要な出来事といえる。
Xcode にコードを移したということは、すなわち Mac BU が Intel アーキテクチャへの対応を開始できるということだ。ただし、Windows 用に開発したコードをそのまま Mac OS 用として移植できるわけではない。
Mac BU のマーケティングマネージャ Sheridan Jones 氏は次のように語った。「(Offcie 2007 の) Windows 版と Mac OS 版が、まったく同じ体験をもたらすことにはならない。両者は完全に同じものではない。しかし、われわれは高度な互換性を確保するよう務めている。Windows 版のユーザーが Mac OS 版を利用する場合でも、慣れ親しんだ操作性を体験することはできる。だが、まったく同じというわけではない」
Mac OS 版 Office 2007 に関し、現段階で機能面や『Sharepoint』の統合をはじめ、「リボン」ユーザーインターフェース (UI) を採用するか否か、あるいはベータ版の提供開始時期などについて議論するのは、時期尚早だと Jones 氏は語る。Mac OS 版 Office 2007 については、Mac BU の開発者 Blog『Mac Mojo』で開発状況を知ることができる。