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日本 TI、国内で企画・開発を行ったオーディオ IC 新製品などを発表日本 TI は、2006年9月26日、オーディオ Codec 製品「PCM3793」「PCM3794」と、Class-D オーディオ パワーアンプ「TPA203xD1」を発表した。
発表会では、日本 TI の TI フェロー、アナログ テクノロジー センター長である濱崎利彦氏が、日本 TI のデジタルオーディオ製品の開発の取り組みに関して説明を行った。 Burr-Brown は、1984年に世界初のオーディオ専用 DAC「PCM5x」シリーズを発表、1993年には世界初のモノリシックフル CMOS 1.2um DAC「PCM1710」を発表した。2001年には、Burr-Brown は TI に買収されている。 TI として2002年には、DVD-AUDIO や SACD といったコアユーザー向けのフォーマットをサポートする、132dB のダイナミックレンジの「PCM1792」を発表。 この最高性能を実現した技術力を生かし、コンシューマ向けにコストダウンと低消費電力を実現させた、ポータブルオーディオ製品向けの製品が、新製品の「PCM379x」なのだ。 続いて、日本 TI ハイパフォーマンスアナログ事業部の齋藤健一氏が、「PCM379x」に関する説明を行った。 PCM3793/3794 は、Burr-Brown ブランドからの新製品の提案として、シリコンオーディオ、PMP、携帯電話、ポータブル DVD、デジカメなどのポータブルオーディオ機器をターゲットに開発されたオーディオ Codec 製品。日本 TI の厚木テクノロジー・センターにおいて開発されたものだ。 S/N 値は、ADC=90dB、DAC=93dB という性能で、再生時 7mW、録音時 13mW という超低消費電力を実現する。 PCM3793 は、700mW×2ch の Class-D アンプを内蔵。PCM3794 は、PCM3793 のスピーカー出力なしのバージョンであり、両者とも 40mW×2ch のヘッドフォンアンプを内蔵する。 イコライザーを集積しており、ポータブル機器の小さなスピーカーにおける音質補正を実現する。一般には DSP で行われる処理を Codec 側で実現することにより、DSP の処理を軽減する。また、ノッチフィルターも集積し、デジカメのズーム音などのノイズを低減するほか、3Dサウンド機能も集積する。 「PCM3793」および「PCM3794」は現在サンプル出荷中で、TI および販売特約店から供給されている。量産出荷は2006年9月の予定。パッケージは 5mm 角、32ピン QFN パッケージ。 1,000個受注時の単価の参考価格は「PCM3793」が4.50ドル、「PCM3794」が4.25ドル。PC インターフェイスを搭載し「PCM379x」を容易にプログラムできる評価モジュールも供給中されている。 最後に同じくハイパフォーマンスアナログ事業部の滝川宏之氏が、Class-D アンプの新製品「TPA203xD1」に関して説明を行った。 固定ゲインの TPA203xD1 は、FOMA シリーズで広く採用された 可変ゲイン Class-D アンプ「TPA2010D1」の機能を補完する。 入力抵抗の内蔵により従来比50%という実装スペースを実現、1.5mm 角の WCSP パッケージとなっている。出力波形の最適化により、低 EMI 特性を実現、特にワンセグ受信感度の向上に貢献するという。 「TPA2032D1」(電圧ゲイン2V/V、6dB)、「TPA2033D1」(同3V/V、9.5dB)、ならびに「TPA2034D1」(同4V/V、12dB)は現在量産出荷中で、TI および販売特約店から供給されている。 パッケージは Pb フリー、1.5mm 角の WCSP パッケージ。1,000個受注時の単価の参考価格はそれぞれ0.60ドル。それぞれのデバイスの評価モジュールも供給可能だという。
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