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2006年9月28日 11:30

W3C、障害者に優しいリッチコンテンツ構築の手引き文書を公開

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
Web 標準化団体 World Wide Web Consortium (W3C) は26日、障害を持つ人たちがより利用しやすい Web サイトの構築を支援する文書群を公開した。

視覚や聴覚などに障害を持つ人たちは、音声入力ソフトウェアや、画面上の文字を読み上げるスクリーンリーダー、ソフトウェアキーボードなどの支援技術に頼って Web を利用する。

このような支援技術は、メニュー、コンテンツ、バナーといった構造を見分けて障害者に利用しやすい形で提供するために、ページの各部分がどのような意味合いを持つのか、という情報が必要になる。

だが W3C によると、一部の Web サイトは、スクリプト技術を過剰に用いたアプリケーションを提供しているという。

ここで問題になっているのは、『Ajax』『DHTML』『JavaScript』『SVG』といった技術や言語で、これらは一般に、アクセシビリティ実現のために必要な意味情報を提供しない。

実際、こうした技術のせいで、障害を持つ人たちが Web アプリケーションを利用できなくなり、インターネットの最も興味深い部分から締め出されかねない。

W3C でアクセシビリティに取り組む Web Accessibility Initiative (WAI) が、今回公開したドラフト文書の1つ『Roadmap for Accessible Rich Internet Applications』(WAI-ARIA Roadmap) は、障害を持つ人たちが利用する支援技術とリッチ Web アプリケーションとの間で、相互運用性を確保する方法について概説したものだ。

IBM (NYSE:IBM) の著名エンジニアで WAI-ARIA Roadmap 著者の Rich Schwerdtfeger 氏は、次のように述べている。「この新しい文書群は (中略) 大きな意義をもつ。なぜなら、障害を持つ人たちが Web を利用する際に必要となる支援ツールを、サイト開発者にとって身近なものにする助けになるからだ」

IBM 以外にも、Adobe Systems (NASDAQ:ADBE)、AOLOpera SoftwareOracle (NASDAQ:ORCL)、SAP AG (NYSE:SAP)、Royal National Institute for the Blind (RNIB) といった企業や組織が、W3C のもとで WAI-ARIA Roadmap に取り組んでいる。

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