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2006年10月27日 11:10

Oracle、Red Hat 製品にも自社製品と同等のサポート提供

著者Andy Patrizioオリジナル版を読む海外海外発
これほど大胆なことができるのは、Oracle (NASDAQ:ORCL) の名物 CEO (最高経営責任者) Larry Ellison 氏だけかもしれない。同氏は『Oracle OpenWorld』カンファレンス (22日-26日) において、Red Hat (NASDAQ:RHAT) に対立する行動と言えそうな企業向けサポートを、Red Hat 版『Linux』に対して展開すると発表した。

Ellison 氏は OpenWorld 4日目 (25日) に基調講演を行なった。講演の目玉は、Oracle が Red Hat の Linux カーネルに対して、自社のデータベース/ミドルウェア/アプリケーション製品で行なっているのと同等の企業向けサポートを提供するというものだった。

Red Hat にとって、これが初耳だったことは間違いない。Oracle も、計画に先立ってこの件を Red Hat に伝えていなかったと認めた。それは同氏の基調講演に Red Hat 関係者の姿がなかったことからも明らかだ。

基調講演の質疑応答で、まず飛び出した質問は「(Red Hat が) つぶれても、それは意図しない副作用なのか」というものだった。Ellison 氏はこの質問に対して、「Red Hat がつぶれるとは思わない。Red Hat は非常に積極的な競争を展開してくると見ている。これは資本主義の仕組みだ。われわれは競争している。Red Hat が自社製品の改善に取り組むものと期待している」

Ellison 氏は Red Hat をつぶす意図はないと明言しているものの、今回の件に関する報道が流れ始めた25日夜から、株式市場は敏感に反応した。Red Hat の株価は、25日の終値が19.51ドルだったのに対し、26日は15.74ドルから取引が始まり、結局14.83ドルで引けた。

Oracle は、サポートプログラム『Oracle Unbreakable Linux』の一環として、『Red Hat Enterprise Linux』(RHEL) に対応し、国際規模の24時間サポートを提供する。Oracle は同プログラムを通じ、現行版を含め過去のバージョンの Linux についてもバグ修正を行なう。

Oracle は RHEL の更新ツール『up2date』を通じて修正コードを提供する。Oracle の Web サイトを通じてインストール可能なバイナリコードとソースコードを無料で提供する『Installable Binaries and Source』のほか、同社は3種類の企業向け有料サポートを用意した。

まず、『Unbreakable Linux Network』(ULN) を通じてソフトウェアとアップデートを提供するのが『Enterprise Linux Network Support』で、料金は1システムあたり年額99ドルだ。

Network Support に24時間の国際サポートを加えたのが『Enterprise Linux Basic Support』で、料金は1システムあたり (物理 CPU 2基まで) 年額399ドル、物理 CPU 制限なしの場合1システムあたり年額999ドルになる。

最後は Basic Support に、旧版への最新修正移植と『Oracle Lifetime Support』を加えた『Enterprise Linux Premier Support』だ。こちらの料金は、1システムあたり (物理 CPU 2基まで) 年額1199ドル、物理 CPU 制限なしの場合1システムあたり年額1999ドルとなっている。

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