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日本 TI、最大25倍速リッピングを実現する HE-AAC エンコーダを開発日本テキサス・インスツルメンツ(日本 TI)は、2006年11月1日、音声圧縮規格「HE-AAC」向けのエンコーダライブラリを発表した。この新しいエンコーダ ライブラリは、音楽 CD からオーディオ機器へのリッピングを最大25倍速で実現する。
同時に、最大44倍速の MP3 エンコーダ ライブラリも発表された。 2つのエンコーダ ライブラリはいずれも、日本 TI 筑波テクノロジー・センターで開発されたもの。符号化に要する内部処理をすべて 32bit 浮動小数点で演算する。 いずれも TI のオーディオ DSP プラットフォームである Aureus(オーリアス)の DSP 製品に搭載され、ミニコンポや車載オーディオ機器等の各種アプリケーションでのリッピング用途に使用される。 HE-AAC(high-efficiency advanced audio coding)は現在、地上デジタル放送のワンセグサービスや、携帯電話向け音楽ダウンロード サービスなどで使用されている音声圧縮規格。 MPEG-4 AAC(AAC)の拡張仕様であり、AAC や MP3 などの他の規格と比べて、対 MP3 で2.7倍という高い圧縮効率が特長。技術的には、AAC に Spectral Band Replication(SBR)技術を組み込むことで再生帯域を拡大し、主に低ビットレートでの圧縮効率を大幅に向上している。 より少ない格納容量でより多くの楽曲を高音質で保存できるため、NAND フラッシュや HDD を使用したオーディオ機器でのさらなる採用などが期待されている規格だ。 これまで HE-AAC の符号化処理には高い CPU 負荷を要するため、設計上・価格上での制限が課題となっていたが、日本 TI は、CPU 負荷を低く抑えつつ高速リッピングが行える独自のエンコーダを新たに開発した。 今回発表された2つのエンコーダを始めとする TI のエンコーダ ソリューションは、CPU の処理能力全体の5分の1以下で実行できる。 残りの処理能力を CD リッピングの際の「追っかけ再生」や、MP3 の CD リッピングと AAC ファイル再生の同時実行、イコライザやバスマネージメント、プロロジック2などの処理の組み合わせと同時実行などに割り当て、製品の付加価値向上を実現できる。 2つのライブラリは、TI の TMS320 DSP アルゴリズムスタンダードに準拠する。現在 TI の DSP と TMS320 DSP アルゴリズムスタンダード準拠の TI 製コーデックを使用している製品は、既存のライブラリを今回発表の新しいライブラリと置き換えるだけで、より高速処理へと簡単に移行できる。 関連記事 関連テーマ
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