TI、デジタル AV におけるトランスコーディング技術の重要性を表明テキサス・インスツルメンツ(TI)は、2006年11月1日、今後のデジタル AV コミュニケーション市場において、動画データの解像度などを高速変換する「トランスコーディング」技術が最も重要な技術となるという見解を表明した。
携帯電話やポータブル メディア プレーヤー(PMP)、車載エンターテインメント機器など広範囲の機器に渡ってビデオ機能が搭載されてきている。次世代デジタル AV 市場は、「マルチ・フォーマット」(複数の圧縮方式)のビデオコンテンツを、すべての機器で再生可能にするという課題に対処する必要がある。 TI は、電子機器メーカーがこのような課題に立ち向かいつつ、デジタル AV コミュニケーション市場の絶え間ない進化を推進させる上で、「トランスコーディング」が極めて重要であるとの見解を示した。 トランスコーディングとは、ビデオ・コンテンツの内容を保持しつつ、ビデオフォーマット、ビットレートや解像度を高速変換することで、異なったビデオ再生機器でも視聴できるようにする技術。 米国の調査会社である IDC が行った最新の調査では、トランスコーディングを、これまで互換性がなかったビデオ再生機器などでもデジタルコンテンツを視聴するために不可欠の技術としている。 現在、ある特定のビデオフォーマットのみに対応した変換処理は実用化されているが、「いろいろなビデオ機器上で、フォーマットを気にせずにさまざまなコンテンツを楽しみたい」という消費者のニーズには対応できていない。 あらゆる機器でコンテンツを視聴できるようにするためには、コンテンツの圧縮方式を「トランスコード」する必要があり、従って「マルチ・フォーマット」のトランスコーディング技術はこうしたニーズに応える鍵となる、と TI は示している。 サービスプロバイダや電子デバイスのメーカーはいずれも、「コンテンツこそが王者である」という真実に直面する。消費者はコンテンツを簡単に変換し、身の回りにある全てのビデオ機器で楽しみたいと考えている。 このようなニーズに対して TI は、トランスコーディングだけが、リアルタイムかつシームレスなコンテンツの変換を実現すると述べる。トランスコーディングは、ビデオコンテンツのビットレートや解像度、ビデオフォーマットを変換することで、スペックの異なるさまざまな機器でのコンテンツ再生を実現する。 これは高解像度の HD コンテンツにおいても有効であり、HD 規格で作られたテレビのコンテンツも、あらゆる解像度のさまざまなビデオ機器で送受信し、視聴できるようになるという。 TI のプリンシパル フェローである Gene Frantz 氏は「TI はマルチフォーマットのビデオコーデックにおける高い専門能力や、リアルタイムのトランスコーディングを実現できる唯一の DSP テクノロジープロバイダである」と述べ、この実績を活用し、顧客のメディアソリューションにトランスコーディング機能を付加する取り組みを続けていくとしている。 関連記事 最新トップニュース
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