Webテクノロジー2006年11月16日 18:10
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Citrix iforum 2006 Japan レポート

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著者:japan.internet.com 編集部
国内internet.com発の記事
Citrix iforum 2006 Japan が11月9日に都内ホテルにて開催された。

シトリックス・システム・ジャパンの主力製品である「Citrix Presentation Server」は、アプリケーションを仮想化して配信する、サーバーベースコンピューティング(SBC)方式のシンクライアントシステムの中核となるものだ。

Citrix Presentation Server は、サーバー上で稼動しているクライアントソフトウェアを、クライアント端末から遠隔操作するため、抜本的な情報漏えいソリューションを実現している。ユーザーが利用したファイルやデータなどの情報リソースはクライアント端末には残らない。同時に情報リソースは万全なセキュリティを施したサーバーに集約できるため、極めて安全な情報システムを実現できる。

Citrix Presentation Server は、セキュリティとアクセスニーズの高次元での両立が求められる SBC において、快適な操作性を維持したままきめ細やかなセキュリティ設定や集中管理、さらに柔軟なスケーラビリティーの実現をはかることで、この分野において全世界で16万社、日本国内でも1万2,500社を超える導入実績を誇っている。

今回は、シトリックスの製品と連携する各社のシンクライアントソリューションを探った。

シトリックスの販売パートナーである NEC は、6日にプレス発表したばかりの手のひらサイズのシンクライアント端末「US100」を初めて披露した。

「US100」は液晶ディスプレイ背面にも取り付けられる


US100 は、ビジネス PC を利用した場合と同等の業務処理環境を実現する機能を1チップに収めた新規開発のシステム LSI を搭載しており、業界最高レベル(同社による)の品質で IP 電話や動画処理も実現できる。

サーバー側にはオールインワンセットモデルのサーバー機能プリインストールモデル「Express5800/VPCC 仮想 PC サーバ」と管理機能セットモデル「Express5800/VPCC 管理サーバ」を利用する。

ちなみに IP 電話機能においては、同社の IP テレフォニーサーバー「UNIVERGE SV7000」と連携することで、音声送受信がサーバーを介さず端末(US100)同士で直接なされるため、サーバーの負荷が高まっても音声品質に影響を与えないという。

そうした機能もさることながら、US100 の最大の特長は、そのコンパクトさだ。新製品を一目見ようと同社ブースは多くの来場者で賑わった。

同じくパートナーの日立製作所も、9月中旬に販売開始したセキュアクライアント PC、B5 ファイルサイズノート型「FLORA Se210 RK1」とデスクトップ型「FLORA Se330 BU1」を展示した。これらの製品と Citrix Presentation Server を組み合わせ、クライアントからの情報漏えい対策を強化する。

FLORA Se210 RK1 は質量約1kg と軽量な上、標準バッテリーの利用で約5時間の稼働を実現する。FLORA Se330 BU1 は本体容積を削減し、従来比3分の1以下と大幅な小型化を実現している。価格は FLORA Se330 BU1 が7万2,450円から、FLORA Se210 RK1 が20万4,750円から。(すべて総額)

富士通は、他社に先行して昨年10月に発売した B5 モバイル型「FMV-TC8230」をはじめとするシンクライアント製品を展示した。

「FMV-TC8230」


同社パーソナルマーケティング統括部クライアント PC グループ プロジェクト課長の叶忠之氏は「われわれの顧客の8割から9割が、Citrix Presentation Server を選択している。それは、Citrix Presentation Server であれば、従来の Windows クライアント/サーバー環境で使っていたアプリケーションをそのまま移行できるからだ」と言う。

ネクストコムは、サイボウズメディアアンドテクノロジーと共同開発したノート型端末「NexTerm TN50」とデスクトップ型端末「NexTerm RT-500」に Linux ベースの RDP/ICA クライアントを移植し、展示した。

「RT-500」と「TN50」


サーバー側は SBC サーバーアプライアンス「NX-TSM」を提供する。NX-TSM は、OS 標準の Terminal Service を利用しながら、数万台規模のシンクライアントを安定運用するためのロードバランス機能、そしてシングルサインオン機能を提供する。サーバー側に Citrix Presentation Server を併用することも可能だという。

なお、同社では今年8月にシンクライアントプロジェクトを立ち上げたばかりだ。

日本 IBM では、米国 IBM が提供するビジネス ソリューションとシンクライアント ソリューションを統合することで、ビジネスアプリケーションをセキュアに利用できる環境を提供していくという。

同社が提供するシンクライアントソリューションのひとつは、Citrix Presentation Server をベースとする SBC 方式で、サーバー側には同社の IBM BladeCenter、シンクライアント端末としては Neoware 製品を提供する。

同社はまた、同日午後、Citrix との協業をさらに強化すると発表している。

日本 IBM グローバル ISV ソリューションズの前田芳明氏によると、「今回の協業強化によって、日本 IBM はシトリックス製品の保守・サポートを開始することになった。これで、コンサルティングから、ライセンス、サーバー構築、そして保守・サポートまで、エンド ツー エンドでソリューションを提供できる体系が整った」ということだ。


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