情報セキュリティ研究機関の SANS Institute が、最も危険度の高いインターネット セキュリティ脆弱性トップ20リストの2006年版を公開した。それによると、『Windows』アプリケーションは、相変わらず攻撃者にとって標的の中心になっているという。
SANS が公開した同リストのトップを飾ったのは、Microsoft (NASDAQ:MSFT) の『Internet Explorer』(IE) だった。しかし、SANS が2006年版の同レポートで、IE の脆弱性を超える今年最も顕著な傾向として問題にしたのが、未修正の脆弱性を突くゼロデイ攻撃だ。
ゼロデイ攻撃は今日のインターネット脅威のなかで一番の流行を示しており、検知の困難さも増すばかりだ。
SANS の情報センター SANS Internet Storm Center (ISC) でディレクタを務める Marc Sachs 氏は、トップ20レポートについての電話会見で、次のように語った。「われわれはこれまで、Web サイトの改ざんやワームをはじめとする目に見えやすい破壊活動の世界にいた。しかしここ数年のうちに、大部分が犯罪性が強く、利益指向の攻撃へと傾向が変わった。破壊活動を求めるのではなく、気づかれないような動きをするものだ」