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2006年11月20日 09:00

Red Hat、『RHEL 5 Beta 2』と共に NYSE 上場を発表

『Linux』の世界で大きな発表が続いている。Oracle が Linux のサポートを表明し、MicrosoftNovell は Linux に関する提携を結んだ。Linux 業界最大手の Red Hat (NASDAQ:RHAT) は、新たな競争に直面しているのかもしれないが、同社も対抗材料には事欠かない。

Red Hat は17日、待望の次期主力製品『Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5』の第2ベータ版をリリースした。来年早々のリリース候補版に先立ち、今回が最後のベータ版になる予定だ。

ほかにも Red Hat は、技術面ではなく財務面で大きな発表を行なった。同社は17日、普通株の公開を Nasdaq ではなくニューヨーク証券取引所 (NYSE) で行なうため、申請書類を提出したと発表している。Red Hat によると、申請が通れば12月12日から NYSE に上場するという。同社株のティッカーシンボルは、新たに「RHT」となる予定だ。

Red Hat が株式公開の場を NYSE に移すことは、ハイテク銘柄が主体の Nasdaq にとって、大きな痛手だ。Red Hat は1999年8月から、Nasdaq で株式を公開していた。

同社 CFO の Charlie Peters 氏は発表の中で、次のように述べている。「(NYSE に株式公開の場を移すことは) 非常に重要な出来事だ。NYSE に上場することで、投資家にとって当社の見通しが良くなり、株価も安定して、より有効な値がつくことになる」

さて RHEL 5 に話を戻すと、第2ベータ版では、仮想化、セキュリティ、ファイルシステム、リアルタイム性を強化している。

RHEL 5 では、『Xen』ベースのオープンソース仮想化技術を統合しており、仮想化は重要な機能だ。Red Hat が目指すのは、単に仮想化を実現するだけではなく、同社のクラスタ ファイルシステム『Global File System (GFS) 2』を組み込むことで、安定性とフェイルオーバー能力をさらに高めることだ。

RHEL 5 Beta 2 は、強化した Linux カーネル 2.6.18 を採用した。『RHEL 4』が用いていたのは、Linux カーネル 2.6.9 だ。

Red Hat は、上位カーネルの開発で生まれた様々な要素を、自社の RHEL 用カーネルに組み込んできた長い歴史をもつ。これは、システムに最新の技術を取り入れつつ、システムの一貫性と安定性を求める企業にとって、重要なことだ。

また RHEL 5 Beta 2 のセキュリティ面としては、『SELinux Troubleshooter』を統合している。この SELinux 実装を初めて組み込んだのは『Fedora Core 6』だ。同実装を RHEL 5 に持ち込むことで、配備とメンテナンスが、RHEL 4 よりもはるかに容易になる見込みだ。

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