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DARPA、国防を支える高性能システム開発を目指し巨額資金を提供米国防総省防衛高等研究計画局 (DARPA) は先ごろ、『High Productivity Computing Systems』(HPCS) プログラムの第3段階として、IBM (NYSE:IBM) と Cray (NASDAQ:CRAY) の開発計画を承認し、総額およそ5億ドルの資金提供を行なうと発表した。両社はこの資金を得て、これまでにないほど高速かつ高い能力を備え、国家安全保障に関する高度な処理を行なうスーパーコンピュータを開発する。
HPCS は、先進的なスーパーコンピュータの開発を促進するために始まったプログラムで、先進車両および先進武器の開発や設計をはじめ、軍事作戦の立案や実施、暗号解析および画像処理などの情報活動、米国が備蓄している核兵器の保守などに利用する。 DARPA の声明によると、HPCS においては IBM と Cray のシステムを使い、持続可能な演算能力として2ペタフロップス (ペタフロップスとは1秒間に1000兆回の浮動小数点計算を実行できる演算能力を指す)、最大演算能力として4ペタフロップス以上まで増強可能な処理能力の実現を目指すという。 IBM と Cray の両社は、2010年12月までに HPCS プログラムの目標まで拡張し得るシステムのプロトタイプを実証する予定だ。 世界最速スーパーコンピュータの上位500リスト『TOP500』の10位以内に4製品がランクインした IBM は、今回2億4400万ドルの資金を得て、現在のスーパーコンピュータに比べ100倍の性能を持つというスーパーコンピュータを開発する。 HPCS における IBM の目標は、ペタフロップスの壁を打ち破り、複数の異なるアプリケーションやプログラミング言語において、1ペタフロップスを超える持続性能を実現することだ。 一方 Cray は2億5000万ドルの資金を受け取り、マルチプロセッサ技術、新しい高性能ネットワークおよびソフトウェアを1つのシステムに統合し、少なくとも1ペタフロップスの性能を実現し得る新型のハイブリッド アーキテクチャ開発を目指す。 なお、HPCS プログラムの第2段階において DARPA の資金を得ていた Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) だが、2010年まで継続予定の第3段階では計画から外れた。
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