Webテクノロジー2006年11月30日 10:20
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HP、新たなデータセンター用冷却管理システムを発表

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20061130/12.html
著者:David Needle
海外internet.com発の記事
Hewlett-Packard (HP) は11月29日、データセンターの冷却に要する費用を20%ないし45%、金額にして年間最大100万ドルほど節約できるという新しいエネルギー管理システム『Dynamic Smart Cooling』(DSC) を発表した。

同社は研究開発部門 HP Labs で記者発表を行なった。このイベントでの説明によると、DSC の開発には数年を費やしたという。同システムは、サーバーラック上のセンサー網からリアルタイムに得る気温データに基づき、インテリジェント型制御ノード内の先進ソフトウェアにより、絶え間なく空調を調整する。

センサー網を設置するというのは特別な話ではないが、HP (NYSE:HPQ) によれば、研究開発作業の大部分は、空気の流れおよび温度を計測する方法と、システムを迅速に適応させる方法を見つけることに費やしたという。また HP は、このプロジェクトに関連して複数の特許も出願したと述べた。DSC プロジェクトは、HP のエンジニアが100人以上関わっており、年間予算が1000万ドルを超える大型プロジェクトだ。

DSC の主眼は、積極的に環境を管理することにあり、過熱した領域では冷却を強め、不要な領域では無駄な冷却を行なわない。HP によれば、世界中のデータセンターにおける冷却能力の85%が過剰配備だという。エネルギー効率とコスト懸念は、IT にとって大きな問題となっている。

HP のストレージ、ネットワークおよびインフラ事業を担当する副社長 Paul Perez 氏によれば、当面 DSC の導入先としては、広大なデータセンターを持つ企業を対象にするという。「2008年末から2009年までに中規模企業市場にも進出し、顧客数を数百社から数千社に伸ばす予定だ」と Perez 氏は述べた。

DSC の市場投入だが、HP は自社のデータセンターに導入する以外、2007年春まで顧客向けの提供計画はなく、初期顧客による導入を経て、2007年夏から本格的に提供を開始する予定だ。Perez 氏が示した推計によると、データセンターは世界中で現在2万7000か所存在し、今後2年でさらに1万か所増える見込みという。HP は DSC プロジェクトにより、新規顧客の獲得と既存顧客の設備更新契約獲得の機会が生まれると見込んでる。

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