Webテクノロジー 2006年12月25日 09:00

パソコン不足の教育現場に対する1つの回答

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2006年12月25日 09:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Microsoft (NASDAQ:MSFT) は、世界の21世紀の子供たちにも気を配っている。発展途上国における『Office』や『Windows』製品の普及を図る同社は、マウスやジョイスティックなど複数の入力装置を、1台のパソコンで同時に使用できる技術『Windows MultiPoint』を発表した。

発展途上国では、生徒数に対して十分な数のパソコンを用意できない学校が多い。そうした問題を解決するために Microsoft Research India 部門が開発したのが、Windows MultiPoint だ。

MultiPoint により、それぞれのマウスで色の異なるマウスカーソルを操作できるため、複数の生徒が同時に操作を行なえる。その結果、生徒数に比べてパソコンの数が少ないことで起きる問題に対処できる。

Microsoft の新興地域における教育市場担当部門 Emerging Markets Education グループで、ゼネラルマネージャを務める Sherri Bealkowski 氏によると、生徒全員に行き渡るほど十分な数のパソコンがない典型的な学校環境においては、積極的な生徒がマウスを握り、その体験から学習成果を得る一方、比較的消極的な生徒は技術の使い方を学ぶ機会を逃してしまうという。

同氏は取材に対し、「世界中の多くの地域において、パソコンは貴重な資源になっている」と語る。

Bealkowski 氏によると、MultiPoint を使った環境では、生徒たちをチームに編成して一連の課程をこなすよう指示し、それが終わってから次の画面に進むという。

「(MultiPoint は) 協調性を身につけ、コンピュータに親しんでその使い方を学ぶことを助けるため、生徒たち自身の競争力はもちろん、彼らの国々の競争力を高めるのにも役立つ」

MultiPoint によって、より多くの子供たちがパソコンを同時に使用できるほか、教師はそれぞれのカーソルを追跡することで、各生徒の学習の様子を知ることができる。

Microsoft は2007年1月に、MultiPoint のアルファ版とソフトウェア開発キット (SDK) をリリースする。同社はその後、5月の製造工程向けリリースに向け、定期的に開発途上版をリリースする予定だ。

Bealkowski 氏は、MultiPoint 上で動作する様々な教育用アプリケーションの作成に、多数の開発者がこぞって取り組んでくれることを望むと語った。そのため Microsoft は、技術コンテスト『Imagine Cup』において、教室で利用できる MultiPoint ベースのソフトウェアを対象にした賞を別途用意している。

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