![]() ![]() ![]() ![]() 東芝ソリューション、常時ネットワーク接続を必要としないシンクライアントシステムこの記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20061226/26.html
著者:japan.internet.com 編集部
国内internet.com発の記事
今回は東芝ソリューション株式会社プラットフォームソリューション事業部商品企画部参事の舟城亮一氏に、同社が新しく市場投入したシンクライアントシステムにおけるビジネス戦略を伺った。
「シンクライアントというとネットワークへの常時接続が常識となっているが、その発想から離れ、PC を効率的かつセキュアに活用するにはどうすればいいかという視点で考えて行き着いたのが FlexClient だった」と舟城氏は説明する。 同社が開発した FlexClient は、PC をオフィス内とオフィス外で使い分けられるシンクライアントシステム。オフィス内の LAN 環境では PC はネットブート方式のシンクライアントとして機能し、ノート型 PC などでオフィス外に PC を持ち出すモバイル環境では、常時ネットワーク接続を必要としないセキュアな PC として機能する。 ネットブート方式では、クライアント PC 側は OS やアプリケーションを持たず、「iSCSI」ストレージシステムからネットワークを通じて起動する。クライアント PC 側でアプリケーションが稼動するため、ネットワークやサーバーに高い負荷をかけずに運用できる。 iSCSI ストレージシステムからのネットワークブートには、業界標準の PXE を使用している。データアクセス用サーバーを介さず、iSCSI ストレージシステムにダイレクトにアクセスできる。iSCSI ストレージシステムに PC の OS/アプリケーション/データを集中させているため、iSCSI ストレージシステムで PC 実行環境を管理できる。OS/アプリケーションの統一、切り替え・初期化が容易になる。また、データの一括バックアップも可能だ。 オフィス外で PC をモバイル利用する場合は、暗号化された PC のローカルディスクからシステムを起動して活用できるため、常時ネットワークを接続する必要がない。持ち出しが許可されたデータだけを、PC 内の FlexClient 独自のファイルシステムにあらかじめ保存しておく。保存したデータは暗号化され、管理サーバーに履歴が記録される。また、モバイル利用で一時的に作成したデータは PC の電源を切ると消滅してしまう。 「重要なのは、PC を持ち歩かないことではなく、データを持ち歩かないことだ。そして、データを持ち歩くときは、必要なものだけ持ち歩き、PC のなかに何が入っているかを常に把握しておくことだ」と舟城氏は強調する。 「情報セキュリティと利便性の両立を考えて、FlexClient のそれぞれの機能を作り込んだ。今自分で使っている PC も FlexClient だ」と舟城氏は言う。東芝ソリューションでは、自社開発した製品を自らユーザーとして利用し検証しているという。 同社では、営業部隊など PC を持ち出す部門をターゲットに FlexClient を販売していく。また、企業の総務部門やソフトウェア開発部門など、高いセキュリティが求められる部門に販売を見込んでいる。そのほか PC の実行環境を容易に切り替え・統一できる点から企業研修システムとしての用途も視野に入れている。 FlexClient は10月30日の発売以来、多くの引合いがあるという。東芝ソリューションでは、今後3年間で150システムの販売を目標としている。 |