Sun、『Solaris 10』の強化で Linux 市場への食い込みを狙うSun Microsystems (NASDAQ:SUNW) は16日、同社の OS 製品『Solaris 10』の戦略的アップデートと、新たなサポートプログラムを発表した。x86 アーキテクチャ市場におけるシェア拡大および『Linux』対抗戦略強化を改めて推進すべく、新たなセキュリティおよび仮想化技術を追加した。
まずセキュリティ機能だが、今回発表した Solaris 10 の最新版となる『Solaris 10 11/06』には、『Solaris Trusted Extensions』機能が加わった。同機能は、これまで特殊仕様の OS およびアプライアンス製品でのみ提供していたもので、ラベル付けセキュリティ技術を使用して、機密性の高いデータやアプリケーションを保護する。 また、未使用のサービスを無効化し、ネットワークの露出を抑えることで、通常の運用に支障を与えることなく、ネットワーク攻撃の影響を受けないよう顧客のシステムを自動構成する『Secure By Default Networking』機能も新たに搭載した。 さらに Solaris 10 11/06 は、『SPARC』および x64/x86 サーバーで、『Controlled Access Protection Profile』(CAPP)、『Role Based Access Control Protection Profile』(RBACPP)、『Labeled Security Protection Profile』(LSPP) と共に厳格なセキュリティ認定『Common Criteria』(CC) の認定レベル『EAL4+』取得手続きを進めている。 次に仮想化技術面の強化だが、Solaris 10 11/06 は『Logical Domains』や改良版『Solaris Containers』などを新たに備えている。Logical Domains により、動的配備や、『UltraSPARC T1』ベースのシステム1台で最大32個の OS インスタンス運用が可能となる。 Solaris Containers は、ソフトウェア アプリケーションやサービスの隔離を実現する機能だ。同機能により、Logical Domains で生成した Solaris の単一インスタンス内において、各アプリケーションに対し、個別の実行環境を割り当てることができる。任意のアプリケーションを隔離実行することで、より高いセキュリティの実現や、アプリケーションのテストを行なうために安全な空間を用意することが可能となる。 さらに Sun は、2007年を通じて革新的な仮想化技術を Solaris 10 に投入していく計画だ。特筆すべきは、オープンソースのハイパーバイザ技術で、仮想マシンのソフトウェア インターフェースを提供する『Xen』の追加だ。 Sun は今回の Solaris アップデートにより、Linux 市場への食い込みを狙っている。同社は、Solaris をサポートするアプリケーションが Linux よりも多く (2000種を超える)、互角以上の体制を整えていると述べた。 Sun は地歩拡大のため、特に x64/x86 システムに関するサポート/遠隔システム管理/移行支援/Solaris 向けのトレーニングおよび業務サービスなど、Linux に比べて有利となるような各種サービスの提供も発表している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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