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クリスマスプレゼントによるパソコン更新が、スパム減少に貢献か?イギリスの管理型セキュリティ ソリューション会社 SoftScan は、ここ何週間かでスパムの量が目に見えて分かるほど減少していることに気付いた。この理由について同社は、悪質プログラムに感染した数多くの古いコンピュータが、クリスマスプレゼントで受け取ったまっさらのシステムに入れ替わったため、との見方を示した。
SoftScan によると、1月第1週にスパムのトラフィックが30%減少したという。今のところ原因は調査中だが、同社はその理由について、主要なボットネットが活動を停止したことによるものか、持ち主が気付かないうちに悪質プログラムに感染し、ボットネットの一部を構成していた古いコンピュータが、クリスマスプレゼントなどによって新しいコンピュータと入れ替わったことによるものかの、どちらかではないかと推測している。ボットネットとは、悪質プログラムの感染によって、所有者の意思に関係なくボットネット運営者の制御下に入ってしまったパソコンからなる分散ネットワークで、スパムやウイルス感染メールの大量発信などに悪用される。 このようにスパムの量が減少した原因については、様々な見解がある。ウイルス対策製品ベンダー ESET の技術教育担当ディレクタ Randy Abrams 氏は、ボットネットの崩壊によるものとの見解を示した。ただ同氏は取材に対し、次のように述べた。「このようなスパムの減少が、そう長く続くとは思えない。セキュリティ関係者がボットネット制御の要を突き止めそうになったため、ボットネット管理者が状況を変えるべく、ボットネットの活動を一時的に停止した可能性もある。ボットネットの運営者たちは、また活動を再開するだろう」 一方、調査会社 Forrester Research のクライアント セキュリティおよびクライアント管理担当上級アナリストの Natalie Lambert 氏は、スパム減少の原因がクリスマスプレゼントなどによる新しいコンピュータの導入にあるという話について、非常に説得力があると考えている。 ただし同氏は、「祭日の前には、必ずスパムが急激に増加する。今回の場合、(スパムの減少が起きたタイミングの直前が) 年間を通して最大級の祭日であるクリスマスだったことを考慮すれば、(大幅な減少が起きる前には) スパムを送り出す誘因が数多く存在した」と述べた上で、1月初旬のスパム減少は、あまり相応しい表現ではないものの、言わばクリスマス時の「販売促進キャンペーン」が終わっただけ、ということかもしれないとした。 また Lambert 氏は、悪質プログラムに感染した古いコンピュータが、新しいコンピュータに入れ替わったことだけでは、30%ものスパム減少を説明するのに十分ではないとの見方も示した。したがって今回のスパム減少の原因は、新しいスパム対策システムの存在や、悪質プログラムが侵入していないクリーンなコンピュータ、そしてクリスマス明けというタイミングの、複合的なものという可能性が高い。 関連記事 最新トップニュース
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