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2007年1月22日 14:50 |
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ウインドリバー、VxWorks などの12月の機能強化に関して説明
著者: japan.internet.com 編集部 プリンター用 記事を転送
▼2007年1月22日 14:50 付の記事
□国内internet.com発の記事
ウインドリバーは、2007年1月19日、同社の開発スイート「Wind River Workbench」の最新の機能変更を説明するプレスセッションを行った。
まず、代表取締役社長である藤吉実知和氏が挨拶を行った。Wind River は、主力である組み込み機器向けリアルタイム OS の VxWorks に加えて、Linux 製品を投入しているが、投入から2年が経過し、ネットワークやコンシューマ機器で大きな採用が決まったという。
同社のメインの顧客は、MFP(マルチファンクション ペリフェラル)や LPT といったプリンタ機器のメーカーであるという。これらの事業に関しては引き続き好調であるが、2006年は、BB ルーターや、モバイルフォンが顕著に動き出しており、ネットワーク関連に活気があったのが大きな特徴であった、と藤吉氏は述べた。
2007年のアジェンダとしては、32bit の SoC 化が加速している現状は細かくサポートしていく必要があり、中国に BSP 部隊を作り始めたという。また、2007年には、買収した Interpeak 社のフットプリントの小さいプロトコルを、VxWorks にも Linux にも導入していくほか、秋にはマルチコアのサポートも予定しているそうである。
続いて、マーケティング本部長の寺嶋祐一氏が 売り上げ構成や導入事例など、国内での活動に関する説明を行った。
Wind River のマーケット別売り上げは、ネットワーク機器35%、デジタル家電20%、インダストリアル15%、航空宇宙産業26%、オートモーティブ4%となっている。
これに対して日本におけるウインドリバーの売り上げ構成は、ネットワーク機器14%、デジタル家電52%、インダストリアル17%、航空宇宙10%、オートモーティブ4%、その他3%と、デジタル家電の比重が非常に高い。
これは、デジカメやプリンタなどの製品がデジタル家電に分類されているためであり、「デジタル家電」といえど、半分はエンタープライズ向けであるという。
導入事例としては、NTT エレクトロニクスとのギガビット ブロードバンド機器ソリューションや、デジオン、Freescale との DLNA 対応機器、ソフトフロント、Freescale とのWiFi マルチメディア評価環境が紹介された。
最後にシニアプロダクトマーケティングマネージャーの若山朱美氏が、2006年12月25日リリースの Wind River 製品の説明を行った。
Wind River には、VxWorks と Linux という OS 製品、開発スイートの「Wind River Workbench」、管理スイート「Wind River Device Management」、動的ラボ診断ツール「Wind River Lab Diagnostics」、動的フィールド診断ツール「Wind River Field Diagnostics」と、大きく5つの製品カテゴリが存在する。
Wind River は、1年に2度の製品リリースを行っており、今回は Wind River Linux Platform 1.4、VxWorks Platform 3.4、Workbench 2.6、VxWorks 向けの Lab Diagnostics 2.0 がリリースされた。なお、Linux 向けの Lab Diagnostics は2007年2月のリリース予定となっている。
「VxWorks Platform 3.4」は、VxWorks 6.4 を中核としたプラットフォーム。POSIX PSE52 準拠が拡張され、アメリカ政府機関への導入の必須条件をクリアできるだけではなく、オープンソースのミドルウェアなどが利用しやすくなっている。
グラフィックスは WindML 5.0 を採用。マルチディスプレイに対応し、たとえば1つの画面を左右に分割し、左右で異なった解像度を使った表示も可能となるという。また、OpenGL に対応し、カーナビなどで増加している3D表示の強化を行っている。
対応 CPU・BSP は、ARM9/11、MIPS、PowerPC、ColdFire、IA-32、XScale、SH4 といったもの。
「Linux Platform 1.4」は、Linux カーネル 2.6.14 を中核として構成。パッチによってリアルタイム OS 化して搭載している。
Wind River のパッチへの取り組みは、透過性・保守性を重視しており、どういう順番でパッチを当てたのかを公開しているのが他社のものとは異なるポイントである。
ARM のベクタ浮動小数点演算に対応、ハードウェアによる性能向上が可能となった。2D/3Dフォント、PDF などの演算処理が高速化するという。
コンシューマ機器向けプラットフォームでは、カーネルとアプリケーションの XIP(Execute in Place)や アプリケーションのプレリンク機能で高速起動を実現するほか、DirectFB、GTK+、pango などの導入による表示系の強化や、ALSA によるサウンドの強化もなされている。
ネットワーク機器向けでは、CGL 3.2、CKRM などへの対応のほか、Process Death/TOD(Time of Date)の機能を搭載、Halt ではなくリセットを実行する機能など、システムクラッシュの回避機能も強化している。
対応 CPU・BSP は、ARM、XScale、MIPS、PowerPC、Pentium、Xeon など。
「Workbench 2.6」は、Wind River Linux 向けのツールとして、QEMU によるデバックに対応するなどの強化が行われている。これにより、CPU、I/O、ドライバなどのエミュレートが実現し、機器の有無に左右されない開発・テストが可能となる。
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