Webテクノロジー 2007年1月29日 15:50

日本 TI、欧米向け HDTV 用プロセッサなどを発表

著者: japan.internet.com編集部
2007年1月29日 15:50 付の記事
□国内internet.com発の記事

日本テキサス・インスツルメンツ(日本 TI)は、2007年1月25日、欧米向け HDTV 用プロセッサの新製品「TVP9010」と開発プラットフォームを発表した。同時に、デジタル TV 向けオーディオ プロセッサ新製品「TAS3208」、ホームオーディオ用途に向けた「TAS3204」も発表された。

TVP9010 は、地上波デジタル放送の北米規格である ATSC や、同じく欧州規格の DVB-T に準拠。また TI のビデオ プロセッシング技術とミックスド シグナル SoC 設計技術の採用により、フル HD(1,080p)の画質を、高い費用対効果で実現する。

前世代製品となる「TVP9007」は、1,080i までの画質であったが、TVP9010 は 1,080p に対応。プロセッサ本体での2画面表示機能も新たに搭載している。

また、新開発となる IP 変換、拡大・縮小を実現するスケーラ、画像処理アルゴリズムを搭載、ビデオデコーダ「TVP5160」で採用された3次元アナログデコーダの搭載により、TVP9007 よりもアナログ性能を向上させている。

メーカーはパラメータ制御により、鮮明さ、コントラスト比、色などの画像特性パラメータを選択して微調整できるので、「絵作り」の追求により、他社との差別化を図ることができる。

オーディオ プロセッサ新製品「TAS3208」は、オーディオ DSP「TAS3108」の後継チップ。TI の DSP とアナログ IC を1チップに集積することで、音響、音場、機能を一括して処理する。また、オーディオ向け開発環境「PurePath Studio」も同時に提供開始されている。

「TAS3208」と「TAS3204」は、いずれもオーディオ専用の DSP に AD コンバータ・DA コンバータを搭載した、1チップ SoC のオーディオ ソリューション。「TAS3108」と共通の 48bit DSP コアは、135MHz、675MIPS の処理能力をもち、高品質なオーディオ プロセッシングを実現する。

また、制御、通信インタフェース、その他の処理を、SoC に内蔵した MCU に実行させることで、システムのパフォーマンスを最適化している。

「TAS3208」と「TAS3204」のソフトウェア開発向けには、TIの「PurePath Studio」統合グラフィカル開発環境が用意されている。

あらかじめ最適化されたソフトウェア コンポーネントとサードパーティー製アルゴリズムを、ドラッグ&ドロップで、簡単に組み込むことができるグラフィカルな開発ツールとなっている。

また、「TVP9010」と「TAS3208」を使った、TVP9010 ATSC HDTV 開発プラットフォームが用意される。

8-VSB/QAM 復調装置、オーディオ処理機能、電源管理機能など、TIの信号処理技術が幅広く活用されており、HDTV システムの設計を支援する。DaVinci EVM ボードとの接続により、ネットワーク TV としても使用も可能だ。

なお「TVP9007」ATSC-NTSC コンバータボックスの開発プラットフォームも供給開始される。「TVP9007」は、HDデコーダと 8-VSB/QAM 復調を1チップ化した製品。

「TVP9010」HDTV プロセッサ、同開発プラットフォーム、および「TVP9007」コンバータボックス開発プラットフォームはいずれも、現在サンプル出荷中となっている。「TAS3208」と「TAS3204」は量産出荷中だ。

TVP9010 と TAS3208 を使ったデモボード


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