Adobe Systems は、リッチコンテンツ プラットフォーム『Flash』を『Linux』上で扱いやすくしようと取り組んでいる。大きな前進はあったが、まだやるべきことは残っているようだ。
ニューヨークで開催されている『LinuxWorld Open Solutions Summit』の多くの参加者を集めたセッションで、Adobe の Linux 対応 Flash 製品マネージャ Emmy Huang 氏および技術エバンジェリスト James Ward 氏は、Linux での Flash サポートの詳細を説明した。
Adobe は先月、『Flash Player 9』の Linux 版の配布を開始した。同社は Linux 向けの『Flash Player 8』をリリースしていないため、これは Linux 向けの重要な新版となっている。現在までのところ、Linux 版の Flash Player のリリースは Windows 版および Macintosh 版に後れをとっているが、いずれは Linux/Windows/Macintosh 版を同時にリリースするようにしたい、と Huang 氏は述べている。
Ward 氏は、Adobe の提唱する『Rich Internet Application』(RIA) プラットフォームが Linux でどのように動作するのか、十分なデモを行なった。開発を容易にするため、SDK と『Eclipse』プラグインが無償で用意されていると、Ward 氏は説明した。
ただ、Adobe は RIA 開発/配備ソリューションの『Flex』と RIA ランタイムの『Flash Player』に注力しているが、インターフェース デザイナーにとって重要な Flash 開発ツールである『Flash Professional 8』の Linux 版をリリースしていない。
また、Adobe では Linux 版をすぐにリリースする計画もないようだ。
Flash を使ったデザイン作業はすべて Windows か Macintosh で行なわれている、とWard 氏は言う。Flex は、低レベルのデザインをプログラムによって行なうのに利用可能で、Linux に対応する、と同氏は述べた。