IDC のシステムソフトウェア調査担当副社長の Al Gillen 氏は14日午前、2006年時点の Linux 市場について同社は、サーバーおよびソフトウェアを含めて180億ドル規模と見積もっていると述べた。また同氏によると、2010年までに同市場は400億ドル規模に成長する見込みだという。
Gillen 氏が示した Linux OS の配備に関する数字について見ると、驚いたことに、『Red Hat Enterprise Linux』や『SUSE Linux Enterprise Server』に代表される商用の Linux サーバーと「無償の」Linux サーバーが、ほぼ同数配備されていることがわかる。無償の Linux サーバー には『Debian』や『Fedora』が含まれる。
Linux の配備数の大幅な増加は、企業向けアプリケーションの中で、作業負荷の比重がデータベースに移されていることによるものだという。IDC の企業システム管理ソフトウェア プログラム担当副社長 Tim Grieser 氏は、Oracle の最近の動きが、データベース市場における Linux の重要性を証明していると述べた。Oracle は最近、Linux を直接サポートすることを正式に発表している。
Grieser 氏は、Oracle の Linux への注力が、主流へと向かう Linux の勢いをさらに加速させ、全体的な Linux の採用を促進すると分析した。とはいえ、Linux が市場を拡大したからといって、必ずしも Microsoft の『Windows』の市場規模が縮小されるわけではない。Gillen 氏によると、市場シェアを失うのは Windows よりもむしろ『UNIX』で、同市場は Linux 普及の影響を直接受けるという。