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IBM、毎秒160ギガビットの光ネットワークチップを開発10ギガビット イーサネット (10GbE) では遅すぎるというなら、160ギガビットではどうだろうか?
IBM (NYSE:IBM) は26日、研究開発の成果として、毎秒160ギガビットのデータ転送速度を実現する約3mm x 5mm の光ネットワーク トランシーバ チップセットの試作に成功したと発表した。これは現行製品に比べて16倍のスループットになる。 これで、大量のオーディオ/ビデオファイルを扱えると考えるのは、やや早計だ。IBM は、2010年までに同技術を製品化できるとは考えていないうえ、製品化の暁には、同社の世界最速コンピュータ『Blue Gene』のような、大規模並列スーパーコンピュータに利用する見通しだ。 IBM も指摘していた通り、問題はネットワークが電気信号の伝達速度の上限に達してしまったことだった。光ネットワークに切り換えることで、データは光のパルスとして送られていく。この方式は、より高速かつ発熱量が少なく、消費電力も圧倒的に小さい。IBM Research 上級マネージャの Marc Taubenblatt 氏は取材に対し、同チップセットの電力効率は、現在市場に出ているものに比べて、5倍ないし10倍高いと述べた。 マイクロプロセッサに関するムーアの法則に従うならば、ネットワークチップは、現行の10倍から20倍の集積度を達成していなければならない。しかし実際はどうかというと、Blue Gene はプロセッサの処理能力とネットワークチップの速度とのバランスをとった設計になっている。Taubenblatt 氏によると、新しい光ネットワークチップによってプロセッサの束縛を解き、より高速のスーパーコンピュータが実現するという。 Blue Gene の高性能化に貢献した後には、同ネットワークチップに優れた家庭用途の可能性もあると IBM は予測している。現在家庭では、ホームサーバーの人気が高まりつつあり、より多くのデータが有線/無線ネットワークで飛び交っている。 ただし残念なことに、それにはもう少し時間がかかりそうだ。技術は現在すでに存在し、IBM は研究室レベルでそうした複数の技術を統合することに成功した。しかし、製造能力がないと Taubenblatt 氏は指摘する。同ネットワークチップの量産が可能になり、ネットワーク機器メーカーが独自のチップを製造するようになるには、今しばらく時間がかかる。IBM は、同ネットワークチップを自社製品に採用する時期について、2010年以降になると見ている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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