『GPLv3』のドラフト第3版が公開Free Software Foundation (FSF) は28日、約束どおり『GNU 一般公的使用許諾契約』(GPL) の最新版『GPLv3』のドラフト第3版を公開した。このドラフトは、Novell と Microsoft による特許の相互提供に関する合意の影響を大きく受けた内容で、そのために公開も遅れていた。
また、このドラフト第3版は、フリーソフトウェア運動の象徴とも言えるライセンスの契約解除、互換性、および適用性に関する条項にも修正を加えている。最終的に、GPLv3 はきわめて広い範囲に普及し、数え切れないほどのソフトウェア アプリケーションと数千万人の開発者や利用者に影響を及ぼす可能性がある。 FSF の代表で GPL の主要執筆者である Richard Stallman 氏は声明の中で、「GPL の目的は、プログラムを利用する誰もが、フリーソフトウェアを特徴づける4つの重要な自由を確実に得られるようにすることだ」と述べ、「Microsoft と Novell が最近締結した特許に関する契約は、こうした自由を弱めることを狙ったものだ。今回のドラフトで私たちは、こうした契約によってまがいもののフリーソフトウェアが作られることがないように努力した」と説明している。 GPLv3 は、ドラフト第1版の公開時より、ライセンスの利用者に特許侵害の訴えからの保護を提供しようと努めてきたが、Microsoft と Novell の特許契約という事態に対応して、ドラフト第3版はこの点をさらに強化した内容となっている。 FSF によると、ドラフト第3版に盛り込まれた新しい特許要件は、頒布者が特許権者と手を結んで特許からの保護を差別的に適用することを防ぐためのものだという。 FSF は、GPLv3 のドラフト第3版の指針を示した文書の中で次のように述べている。「Novell とMicrosoft は、オープンソース コミュニティに対して、特許を利用した新しい企てを試みている。その中には、GPL の対象となるプログラムの特定の頒布者に対し、その頒布者の顧客を訴えない保証を提供するという、差別的で限定的な約束が含まれている。このような契約はさまざまな形でわれわれのコミュニティを脅かすもので、いずれもソフトウェアを事実上独占するものとみなすことができる」 GPL の侵害につながるこうした動きに対し、ドラフト第3版は、ライセンス条項に是正措置のオプションを用意している点で、これまでのドラフトよりも条件を緩和している。FSF によれば、GPL に初めて違反した場合なら、30日以内にその問題を是正すればライセンスが自動的に回復されるという。 関連記事 最新トップニュース
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