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2007年3月29日 11:50

性能を強化した DNS サーバーの新版『BIND 9.4』が登場

オープンソースの DNS サーバー ソフトウェア『BIND』のバージョンが、約3年ぶりに0.1上がった。これは重要なポイント アップグレードだ。DNS は、ドメイン名と IP アドレスを対応付けるもので、インターネットを構成する上で重要な役割を担っている。

BIND 開発のまとめ役で、商用サポートサービスも提供している Internet Systems Consortium (ISC) によると、今回リリースした『BIND 9.4』は、2004年4月リリースの『BIND 9.3』と比べて、パフォーマンスが大幅に向上しているという。

BIND 9.4 の高速化に貢献している新機能の1つは、DLZ (dynamically loaded zones) への対応だ。同機能は、DNS ゾーン情報の動的な読み込みを実現する技術で、管理の簡便化と起動時間の短縮、そしてメモリ使用量の抑制を図るものだ。

Bind 9.4 では、応答性能を改善するために新たなキャッシュ メカニズムも採用した。また、メモリ使用量を抑制するため、メモリリークをチェックする機能も組み込んでいる。

Bind 9.4 のパフォーマンス向上は、クエリ応答時間の短縮につながり、最終的には多数のユーザーにとって、インターネットが高速化することを意味する。

BIND 9.3 のリリース当時、次世代インターネット プロトコル『IPv6』は、現在ほど大きな関心事にはなっていなかった。

ISC の社長 Paul Vixie 氏は、取材に対して次のように述べた。「BIND 9.4 では、IPv6 を導入している人々のために、IPv6 のパフォーマンスを追加的に向上させるような改善やプロトコル最適化を数多く施している」

ISC にとって、この先に待ち構えている重要課題は『BIND 10』の開発だ。同バージョンの開発作業はすでに始まっている。

「BIND 10 で注力するのは、モジュール性、クラスタ対応、ユーザーのワークフローとの統合改善、カスタマイズの容易さになる」と Vixie 氏は述べた。

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