Gaim は開発当初から、AOL の IM ネットワーク『AIM』に対応している。しかし AOL は、Gaim の名称に「AIM」の文字を使っていることに対して反発し、ついにその名前を変えさせることに成功した。
Gaim の作成者でオープンソース界の鬼才 Mark Spencer 氏は、当初 Gaim を『GTK+ AOL Instant Messenger』と名付けていた。だが、これに対して AOL からクレームがつき、法的に問題が生じたため、Spencer 氏はその名称を Gaim に変更した。Spencer 氏といえば、おそらくオープンソースの VoIP プロジェクト『Asterisk』の牽引役としての方が有名だろう。
Gaim はその後年月を重ね、AIM 以外にも多数の IM ネットワークに対応したマルチプロトコル IM クライアントに成長した。現在 Gaim は、Microsoft の『Windows Live Messenger』ネットワーク (『MSN Messenger』および『.NET Messenger』)、Yahoo! の『Yahoo! Messenger』ネットワーク、オープンソースの『Jabber』や Google の『Google Talk』といった『XMPP』系 IM ネットワーク、そして『IRC』などに対応している。また、およそすべての『Linux』ディストリビューションが、Gaim を標準装備している。
Gaim 開発者の Luke Schierer 氏がメーリングリストに投稿した文章によると、AOL は Gaim に関してしばらく静観していたが、最近になって再び攻撃的になったという。