SPARC64 VI は従来の『SPARC64 V』をデュアルコア化したデュアルスレッド処理型のプロセッサで、処理能力の向上によって大幅に高速化している。
SPARC Enterprise Server には、ミッドレンジ向けの『M4000』『M5000』とハイエンド向けの『M8000』『M9000』の各シリーズがあり、最小構成システムでは2基のプロセッサと16GBのメモリを搭載し、5つの PCI-Express スロットを備えている。最大構成では64基のプロセッサと2テラバイトのメモリを搭載し、PCI-Express スロットの数も288となる。サーバー仮想化のために最大で24のパーティションに分割が可能で、さらに柔軟なシステム分割が可能なソフトウェア パーティション機能を組み合わせて効率を最大化できる。
SPARC Enterprise Server で使用できる OS は新版の『Solaris 10』だけだ。Sun と富士通が開発してきた従来のサーバー製品では、Solaris 10 に加えて『Solaris 8』と『Solaris 9』も使用できた。Sun は Solaris の100%バイナリ互換性を保証している。つまり、Solaris の旧版に対応しているすべてのアプリケーションが、そのまま Solaris 10 でも使用できるということだ。
Sun のシステムマーケティング グループで企業向けサーバー担当のディレクタを務める Bob McGaughey 氏は、新システムはさまざまな作業負荷の混在する環境で、旧システムに比べて50%の性能向上が見込まれると述べ、次のように語った。「これらのシステムは、世界で最も重い作業負荷にも耐えられるように設計されており、オープンシステム並みの価格でメインフレームレベルの信頼性を提供できる」
SPARC Enterprise Server は既に販売を開始しているが、その価格は安いものではない。McGaughey 氏によると、M4000とM5000の価格帯は5万ドルから20万ドル、M8000とM9000の場合は20万ドルから最高で数百万ドルになるという。