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ソフォス、セキュリティ脅威レポートを発表ソフォス株式会社は11日、同社の脅威解析センター SophosLabs が調査した「セキュリティ脅威レポート」を発表した。
このレポートによると、SophosLabs では2006年に4万1,536件のマルウェアの新規脅威を検知したという。マルウェアは増加しており、この傾向は2007年も変わらないとのことだ。こうしたマルウェアをホスティングしている国としては、アメリカ、中国が上位1、2位を占め、日本は11位にランクする。
また同氏は、ここ半年の興味深い傾向として、寄生ウイルスの再発生をあげる。 「寄生ウイルスが猛威をふるったのは1990年代の DOS の世界だ。最近では姿を潜めていたが、カムバックしたようだ」(McDonald 氏) 寄生ウイルスというのはファイルウイルスで、一度感染するとクリーンアップが困難で、作者には深い知識が要求されることから、「かつて DOS の寄生ウイルスの作者が定年したあと、また再び仕事に戻ったか、あるいはさらなる新しい世代のウイルスが発生しているのかもしれない」と McDonald 氏は推測するが、実際のところは見極められない状況だという。 また、モバイルマルウェアについては、深刻な被害はまだ発生していないが、今後、モバイルサービスとプラットフォームの統合が進むと、モバイルデバイスはユーザーだけでなく、マルウェア作成者にとってもより魅力的なものになることが予測される、とのことだ。 その他の脅威として、ランサムウェアがある。ユニークな例としては、ユーザーのデータを暗号化し、復号するために300ドルの支払いを要求する「Troj/Zippo-A」と呼ばれるものだ。具体的には、ファイルをパスワードロックのかかった zip ファイルに圧縮し、元のファイルのコンテンツを「Erased by Zippo! GO OUT!!!」(Zippo で消去した。出て行け)に置換する。そして、AUTO_ZIP_REPORT.TXT ファイルを作成し、300ドルを支払えば暗号化したデータをリカバーする手段を教えるとして、支払方法を記載したファイルを表示させる。 スパムについては、従来同様、健康関連グッズや薬品関係のスパムが多数を占めるが、それに偽株価情報詐欺が加わった。なお、ポルノは減少の傾向にあるとのこと。 スパム配信元は地域別ではアジアが1位。以下、ヨーロッパ、北米、南米と続く。国別では、アメリカ、中国(香港を含む)が上位1、2位を占め、以下、韓国、フランス、スペイン、ポーランド、ブラジル、イタリア、ドイツ、イギリス、ロシア、台湾と続く。日本は13位とのことだ。 スパムの種類としては、イメージスパムが急増しており、全スパムに占める割合が18.5%から35.1%に増加したとのことだ。 フィッシング詐欺は減少の気配はなく、また新種の ID 詐欺が登場しているとのことだ。手口の一例としては、高収入を謳う人材募集を装ったメールに返信して、履歴書を送ると、銀行口座番号や生年月日、パスポートの番号など、さらに詳細な情報を求めるメールが届くというもの。McDonald 氏は、「これは生活がかかっている人をターゲットにした悪質な詐欺で、人間として許せない」と語調を荒げ、憤りを示した。 そのほかのソーシャルエンジニアリング的な詐欺に対して、McDonald 氏は、「買うな、試すな、返信するな」を繰り返し、対抗策として示した。 最後に、日本市場に特有なマルウェアとして、Winny で配信され、実行ファイルを有名アニメキャラクターの画像ファイルに置き換える「Troj/Pirlames-A」を紹介した。 「これは、海賊版や不正な複製を防止するためのキャンペーンに使われたもののようだが、なかには P2P を合法的に使っているユーザーもおり、ソフォスとしてはこうしたやり方には反対だ」と、McDonald 氏は述べた。
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