しかし、Intel がすでに4コアを投入しているのに対し、AMD の Barcelona はようやく今夏に出荷予定だ。そこで AMD はこれまで様々なイベントで Barcelona の性能について語り、試作品を披露してきたが、今週行なったデモンストレーションでは、標準的な AMD 製デュアルコア『Opteron』プロセッサを搭載したシステムとの比較を行ない、さらに Barcelona の生産開始が近いことを示すものとして、ウエハも披露した。
デモンストレーションでは、デュアルコア システムの方が3D 描画ソフトウェア『POV-Ray』のレイトレーシングを数秒早く開始したが、高度な描画タスクを完了するまでに約116秒かかった。対する4コアシステムは62秒でタスクを完了した。AMD によると、このデュアルコアチップは同社で最速のものではなく、また実際に出荷する Barcelona の処理速度は試作品より速くなるという。
AMD のサーバー/ワークステーション担当副社長 Randy Allen 氏は、Barcelona が持つ競争上の優位性をいくつか挙げた。1つは、Opteron からのアップグレードが容易で、プロセッサをただ差し替えるだけで済むことだ。もう1つは消費電力がまったく増加しないことで、Allen 氏はこれについて「業界では前例のないことだ。Barcelona が発揮するワットあたり性能は他の追随を許さないだろう」と語った。
また、性能面については、Barcelona は市場に出回っている x86 プロセッサの中で最高レベルとなり、「あらゆる次元で Clovertown を凌駕するだろう」と Allen 氏は述べた。