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Trolltech、『Vista』対応を強化した開発キット『Qt 4.3』を公開ノルウェーのソフトウェア開発会社 Trolltech は5月30日、クロスプラットフォーム アプリケーション開発フレームワーク『Qt』(発音は「キュート」) の最新版『Qt 4.3』をリリースした。
おそらく Qt は、『Linux』における『KDE』というオープンソースのデスクトップ環境を支えるアプリケーション開発フレームワークとして、最も名前が知られている。Trolltech は Qt を『GNU 一般公的使用許諾契約』(GPL) の第2版 (GPLv2) ライセンスと、同社の商業ライセンスの両方で提供している。 『C++』アプリケーション開発フレームワークの Qt は、異なるプラットフォーム間に共通の API を提供する。そのため、いったんアプリケーションを開発すれば、『Windows』『Linux』『UNIX』『Mac OS X』など、さまざまな OS プラットフォーム上で動かすことが可能だ。また Qt 4.3 では、Microsoft の最新 OS『Windows Vista』への対応を改善し、Vista 向けの開発作業が以前より簡単になった。 2006年10月に登場した前バージョン『Qt 4.2』も Vista 対応を謳っていたが、Trolltech によると、Qt 4.3 ではその対応状況をさらに強化したという。 「Qt 4.2 では、その時点で入手可能だった Vista のリリース候補版で、Qt ベースのアプリケーションが確実に正しく動作するよう試みたが、外観は従来版 Windows 用アプリケーションのままだった」と、Trolltech の Qt 担当製品マネージャ Eivind Throndsen 氏は取材に対して語り、次のように述べた。「Qt 4.3 では対応をさらに進め、Vista スタイルに合わせるために別途『QwindowsVistaStyle』クラスを実装した。そのため、Qt ベースのアプリケーションは、Vista 環境でネイティブなルック&フィールを持つことになった」 Qt 4.3 では、プッシュボタン、スクロールバー、プログレスバーなどのコントロールで、透過的なアニメーション表示ができるようになった。また Trolltech は、多言語化ツールの『Qt Linguist』で Vista 対応認定ロゴ『Certified for Windows Vista』を取得し、Qt ベースのアプリケーションでも Vista における動作認定を獲得できることを示した。 「Microsoft から、認定できるのはライブラリではなく、アプリケーションのみだと言われた。Qt 全体ではなく、Qt ベースのアプリケーションの1つが認定を受けたのも、それが理由だ」と Throndsen 氏は語った。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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