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NICT、幼児同様に対話と行動を学習するロボット技術を開発、世界初独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)は13日、対話と行動を学習するロボットの知能化技術の開発に世界で初めて成功した、と発表した。これにより、ロボットが、幼児の発達過程と同じように、実世界における利用者とのやり取りを通して、利用者の意図や状況を適切に理解できるコミュニケーション能力を学習できるようになる。
従来、ロボットの対話機能は、設計者によって与えられた固定言語知識に基づく言語処理技術を採用しており、ロボット自身が利用者ごとに異なる状況に応じた発話の意味を適切に理解することはできなかった。 例えば、発話者Aの「コーヒーを飲むかい?」との問いかけに対して、発話者Bが「コーヒーを飲むと目が覚めるわ。」と応じた場合。発話者Bの発話は、もしBが今から夜遅くまで仕事をする必要がある状況ならば、Aの申し出を受け入れたいという意味を持ち、もしBが今から寝ようとしている状況ならば、断りの意味を持つことになる。 今回 NICT が開発したのは、予め言語知識を与えるのではなく、利用者の状況に合った対話と行動の言語能力を、ロボット自身が幼児の発達と同じように、音声と画像と動作によるコミュニケーションを通して学習する技術だ。 従来の言語学習型ロボットが名詞のみを用いた学習であったのに比べ、新たな技術として、行動の学習も可能とし、名詞に加えて動詞や文法も学習できるようになった。さらに、言語 的知識、行動に関する非言語的知識、実世界知識などの種々の知識を、適応的に関連付ける方法も考案し、状況に応じて利用者の意図を適切に推定することも可能だ。 具体的には、人間とのコミュニケーションを通して、その場で数十個の単語と単純な文法などを学習し、利用者の発話に従い、机の上に置いた縫いぐるみを操作したり、質問に音声で答えたりすることができる。 また、「いつものかばんを持ってきて」などの人間の発話に対して、ロボットが適切に行動したり、気が利いたタイミングで「雨が降りそうだから傘を持って出かけた方がいいですよ」などと教えてくれる機能の付加につながる重要な基礎技術になるという。 NICT では、「(この技術が)実用化されれば、これまで障壁とされてきた、生活環境への言語処理適応問題が解決し、日常生活支援ロボットに不可欠な、利用者の生活空間や習慣に応じた自然で効果的なコミュニケーションが実現できるものと期待されている。さらに、音声対話インターフェイス分野の新たな市場の創出も期待できる」としている。 関連記事 最新トップニュース
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