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2007年6月26日 12:00

光学ストレージの限界を拡げる Call/Recall の新技術

著者Paul Shreadオリジナル版を読む海外海外発
ストレージ企業の Call/Recall が、1テラバイトのデータを1枚のディスクに圧縮し、ハードディスクに匹敵する転送速度を実現する新技術を開発した。同社はこれにより、企業向けに新たな光学ストレージの導入を促進したいと考えている。

Call/Recall は、ハイ パフォーマンス コンピューティング (HPC) 分野のストレージに起源を持つ、創業20年の企業だ。同社の2光子吸収3D 光学ストレージ技術は、創業者の1人で CTO (最高技術責任者) でもある Peter Rentzepis 氏が開発したものだという。Rentzepis 氏は、Bell Laboratories のトップとして、85件の特許取得に関わってきた経歴を持つ。現在ではさらに6件の特許が、同氏の実績に加わっている。

今後、Call/Recall の技術はライセンス供与という形で他社に提供される。CEO (最高経営責任者) の Wayne Yamamoto 氏によれば、同社はレーザーおよびドライブのメーカーと交渉中で、2009年には完成したシステムが利用可能になる見込みだという。

Call/Recall の技術は、毎秒100メガバイトないし500メガバイトのデータ転送速度を誇り、将来的には1枚のディスクに5テラバイトのデータを記録できるようになるという。同社では、大企業や政府機関だけでなく、一般消費者向け電子機器でもこの技術が使用されるだろうと予測している。

Yamamoto 氏は同社の技術について、テープと比較しても「長い寿命、高い信頼性、扱いやすさ」といった利点があり、テープと十分に競合可能だと期待を寄せている。Yamamoto 氏は過去に一度、うっかりディスクを真っ二つに割ってしまったことがあるが、接着剤で接合した後も、ディスクは読み取れたとのことだ。

同社の技術を用いたドライブでは、CD、DVD、『Blu-ray Disc』も読み込み可能で、一般消費者向け市場への浸透もある程度は期待できる。また、この技術は、生まれたばかりのホログラフィック ストレージ市場と激しく競合することになりそうだ。

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