Eclipse Foundation、統合開発環境の最新版『Europa』を公開『Eclipse』は単なるオープンソースの Java 用統合開発環境 (IDE) ではなく、少なくとも21のプロジェクトを含んだコアフレームワークだ。Eclipse プロジェクトを運営する Eclipse Foundation は6月29日、21のプロジェクトからなる『Eclipse Europa』を公開した。ソースコードは1700万行を超えるという。
今回の一斉リリースは、Eclipse のリリースとしては過去最大の規模だ。Europa はコミュニティの発展に寄与し、IDE 開発におけるオープンソースのデファクトスタンダードになることを目指す Eclipse にとって重要な役割を果たす。 2006年の『Eclipse Callisto』公開に際してリリースされたのは、わずか10のプロジェクトで、ソースコードは約700万行に過ぎなかった。 Eclipse Foundation のマーケティング担当ディレクタ Ian Skerrett 氏は取材に対し、製品の開発を進める開発者とその製品のユーザーが構成する Eclipse のエコシステムを拡大するためには、予測可能なサイクルでリリースを行なうことが不可欠だと語った。 Skerrett 氏は、Europa への参加を Eclipse 内のプロジェクトに強制したことは一切ないと主張した。むしろ、今回の一斉リリースに間に合うよう、それぞれのプロジェクトが自発的に開発を進めたのだという。 Skerrett 氏は、Europa の新しいプロジェクトのうち、画期的なものとしていくつかの名前を挙げた。その1つが、Java の Generics (型総称性) に対応して、より高度で柔軟性の高いモデリングを可能にした『Eclipse Modeling Framework (EMF)』だ。 また、Europa では『Eclipse Mylyn』プロジェクトがバージョン2.0となり、IDE に新たなタスク指向型ユーザーインターフェースをもたらした。一般的に、デバッギングや機能作成の際、開発者はそれに関連するファイルやリソースを必要とするのが普通だ。Mylyn を使うと開発者が自分で関連リソースを探し出す必要がなくなる。 もう1つのハイライトが、ついに Tcl に加えて Ruby にも対応した『Eclipse Dynamic Languages Tool Kit project』(DLTK) だ。これは、Java 以外の動的言語用の IDE を開発しようという試みだ。DLTK は Eclipse の Java 用 IDE とほぼ同等の機能を備えていると、Skerrett 氏は述べた。 関連記事 最新トップニュース
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