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Oracle、データベース製品の最新版『Oracle Database 11g』を発表その前身時代も含め、30年の歴史を Oracle (NASDAQ:ORCL) と共に刻んできた同社のデータベース製品は、この種のソフトウェアで最も古くからある製品だ。そして同社のデータベースは、新機能を惜しみなく追加する限り、成熟した製品でも何ら問題ないことを体現する存在でもある。
Oracle の社長 Charles Phillips 氏と同社幹部らは11日、ニューヨークで催したイベントで、データベース製品の新版『Oracle Database 11g』の正式発表を行なった。同製品の主要なテーマは革新だ。 一部のアナリストは Database 11g について、『Oracle Database 10g』に対する漸進的なアップデートだとの見方を示しているが、Database 11g を時代後れだと見誤ることは不可能だ。新版は、管理機能やテスト用ユーティリティなど、400種を超える新機能を備えている。 Database 11g の核となる新機能の1つが、『Real Application Testing』だ。同機能を利用することで、ユーザーは IT 環境の変更をすばやくテストし、管理できる。 また Database 11g では、障害復旧技術の『Oracle Data Guard』が強化された。新版により、ユーザーは予備のデータベースを使用して実運用環境のパフォーマンスを高めるとともに、システム障害や災害に備えることができる。 さらに、ストレージにかかる多額の費用にうんざりしているユーザーにも朗報だ。Oracle でデータベース サーバー技術担当副社長を務める Andrew Mendelsohn 氏によると、Database 11g は大幅に刷新した圧縮技術を備えており、ディスクの数やストレージの費用をさらに削減できるという。 画像や大容量のテキストなど非構造化データオブジェクトに対しても、Database 11g では『Fast Files』機能で対応する。同機能により、保存した大容量のオブジェクトを非常にすばやく取り出すことができる。 次にセキュリティだが、これは企業の CIO (最高情報責任者) にとって対応に苦慮するデータ漏洩 (小売大手 T.J. Maxx などの例を振り返るまでもない) や法令遵守など、常に大きな問題となっている。そのため Database 11g では、『Transparent Data Encryption』機能を強化し、カラムレベルの暗号化から、テーブル全体、インデックス、および他のデータストレージについて、データの暗号化が可能となった。 Oracle は、8月に『Linux』版の Database 11g をリリースするが、『Microsoft Windows』など他のプラットフォーム版のリリース予定について、社長の Phillips 氏は明らかにしなかった。 Database 11g のライセンス価格は Database 10g と変わらず、『Oracle Database 11g Standard Edition』がプロセッサあたり1万5000ドルで、『Oracle Database 11g Enterprise Edition』がプロセッサあたり4万ドルとなる。なお Database 10g のユーザーは、無料で Database 11g にアップグレードできる模様だ。 関連記事
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