japan.internet.com
テクノロジー2007年7月30日 09:00
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

オープンソース検索技術を推進する Wikia の目標

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20070730/11.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
これは Google への警告だ。Jimmy Wales 氏が迫りつつある。『Wikipedia』創立者の Wales 氏は、誰もが編集に参加できる情報サイトを、広告収入によって無料でホスティングする Wikia を積極的に展開している。そして、Wikia で重要な機能の1つとなるのが検索だ。

Wikia は27日、LookSmart (NASDAQ:LOOK) から分散型検索プロジェクト『Grub』を取得したと発表し、オープンソース ライセンス『GNU 一般公的使用許諾契約』(GPL) の第2版『GPLv2』の下でこの技術を公開した。金銭面での条件は明らかになっていない。

Wikipedia と Wikia がコンテンツの編集に関わるプロセスを一般に公開しているのとほぼ同じように、Wikia の検索エンジン開発プロジェクト『Search Wikia』でも開発プロセスを一般に公開する予定だ。

Wales 氏は、インスタント メッセージのプロバイダ Jabber を創設した Jeremy Miller 氏を、2006年12月に立ち上げた Search Wikia の統括責任者として迎えた。Wales 氏によれば、彼らが最初に取り組んだことの1つは、プロジェクトを活性化できる技術を探すことだったという。

「Grub の面白いところは、分散型のクローラ (自動 Web 巡回ロボット) だということだ。ユーザーがクライアントをダウンロードすると、そのクライアントは中央サーバーの指示に基づいて自動巡回を開始する。これは非常に強力な仕組みで、彼ら (LookSmart) は数年間これを実務的に使用していた」と Wales 氏は説明する。

ただし、Grub を入手したからといって『Nutch』など他の検索ツールを使わなくなるわけではない、と Wales 氏はすかさず注意を促した。Nutch は、テキスト検索エンジンライブラリ『Apache Lucene』を利用して構築したオープンソースの検索技術だ。

Grub のクライアントは、現在ダウンロードしてテストに利用できる。しかし、Wales 氏は、Grub のクライアントを今後どのように展開していくか語るのは時期尚早だとしている。

「このクライアントを利用するユーザーがかなりの数に達し、2007年末までに相当数のクローラで巡回できるようになれば満足だ」と Wales 氏は語った。

しかし、Wales 氏と Wikia Search が目指しているより大きな目標は、大手検索企業に挑むことにほかならない。

「基本的に、われわれは完璧な検索エンジンのインフラストラクチャを構築しようとしている。Search Wikia そのものも Grub も、パズルの1ピースにすぎない。完成した暁には、Google や Yahoo! と直接競争できることを楽しみにしている」と Wales 氏は自信たっぷりに話した。
japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.