Novell と Wyse が Linux シンクライアントで協業シンクライアントの米国 Wyse Technology は8月6日(現地時間)、Linux ベースの次世代シンクライアントの市場投入に関して Novell と提携することを発表した。両社は、プロプライエタリな OS を搭載した従来のデスクトップから、Novell の SUSE Linux Enterprise を搭載した Wyse のシンクライアントへの移行で顧客が必要とするものすべてのサポートを約束している。
今回の提携により、Linux を好む顧客でも、リッチで首尾一貫したユーザーインターフェイスを使って標準 OS を社内全体で活用するシンクライアント環境の導入が可能になる。その結果、顧客は一般管理費の削減、データセキュリティの向上、そして扱いやすさの劇的改善を実現できるようになる。Wyse の顧客は現在、SUSE Linux Enterprise を一部の Wyse シンクライアントでしか利用していない。 Wyse Technology の業務開発担当副社長、Ricardo Antuna 氏は、「この取り組みにより、シンクライアントへの Linux 導入に関し、ユーザーの選択肢が増え、柔軟性が高まる。われわれは、セキュリティ、スケーラビリティ、そしてパフォーマンスを損なうことなく、組織が容易に Linux で標準化して価値を高められるよう協力していく」と述べている。 Novell の「SUSE Linux Enterprise Thin Client」は、大企業に対応する品質を持った唯一の Linux ソリューションで、デスクトップ OS イメージの簡単なコンフィギュレーションと管理を実現している。機密性の高いデータを一か所に格納することでセキュリティも高めながら、サーバー上でアプリケーションの保守を行うことにより、アプリケーションのアップデートといったデスクトップ管理関連作業を簡略化する。さらに、Linux が持つ魅力的なコストの利点と、そこから派生した SUSE Linux Enterprise Desktop 固有の革新的な機能を組み合わせている。 Novell の国際提携担当副社長、John Judge 氏は、「Linux とシンクライアントの市場機会は素晴らしい。すでに複数の顧客が Wyse シンクライアント端末に SUSE Linux Enterprise を導入している。Wyse とは今後数か月一段と密接に協力を進め、市場で勢いをつけていきたいと考えている」と語っている。 ウィンザー統一学区などではすでに、Wyse 端末に SUSE Linux Enterprise 製品を導入済み。ウィンザー統一学区の IT サービスディレクター、Heather Carver 氏は、「SUSE Linux Enterprise Desktop が動作する Wyse シンクライアントアーキテクチャに移行することで、われわれの学区はハードウェアのコストを75%、ソフトウェアのコストをおよそ95%削減した。これは、学区の IT 予算のおよそ50%に相当する削減額で、今後はこれをほかのプロジェクトに割り当てることができる。現在は安全で一元管理されたコンピューティング環境があり、限られたリソースを最大限活用できている」と語っている。 Wyse と Novell の両社は LinuxWorld に出展し、702番ブースに Wyse 製品を展示する。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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