![]() ![]() ![]() ![]() マルチコアが話題の中心だった『Hot Chips』閉幕この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20070822/12.html
著者:Andy Patrizio
海外internet.com発の記事
マイクロ プロセッサの将来動向に関する会議イベント『Hot Chips』の最終日21日は、その名前が示す通り珍しく暑い日となった。会場のスタンフォード大学構内にあるメモリアルホールでは、ほぼすべての聴衆の膝上にあるノートパソコンの発熱に、エアコンも追いつかないほどだった。
ホール内においてエンジニアやコンピュータ科学者らは、マルチコア周辺の話題や、マルチコアそのものの話題を取り上げた。Intel と AMD は、すでにクロック競争からコア数競争へと戦略を転換しており、グラフィックス カードから研究プロジェクトまで、あらゆる実演で、マルチコアに関するそれぞれの取り組みが披露された。 NVIDIA (NASDAQ:NVDA) は、同社の『Compute Unified Device Architecture』(CUDA) を話題にした。CUDA は、同社のグラフィック処理ユニット (GPU)『G80』の演算能力を利用したアプリケーションを『C』言語で記述するための技術だ。同社は、G80 を用いた『Tesla』ブランドのコンピュータを発表済みだ。 Tesla 製品は、科学や薬学分野の大量演算処理、とりわけ浮動小数点演算の多いプロジェクト向けの製品だ。G80 チップは、128個のスレッドコアを備え、最大1万2288本のスレッドを扱うことができる。CUDA の狙いは、マルチスレッド アプリケーションをわずか数行の C コードで書けるようにすることで、マルチスレッド対応問題を解決することだ。 AMD (NYSE:AMD) は、同社のグラフィックス カード『HD 2900』のデモを行なったが、あくまでも同製品をグラフィックス プロセッサとして売り込むことにこだわっていた。AMD フェローの Mike Mantor 氏は、次のように述べた。「われわれにとって、動画再生を行なおうが3D 処理を行なおうが、それはデコード処理やデコンプレス処理の一形態だ。(中略) そのため、われわれの視点から見れば、同製品はデコーダであり、デコンプレッサだ」 そして Intel (NASDAQ:INTC) は、80コア プロセッサのプロトタイプを披露した。これは、テラフロップス級のパフォーマンスを備え、100ワット以下で動作するネットワークをチップ上に構築しようという試みだ。このプロトタイプで注意すべき点は、『x86』システムとの互換性がないことだ。同プロジェクトは今のところ、研究室における実験段階にとどまっている。 |