AMD が発表する新たな x86 拡張命令セットとは?AMD (NYSE:AMD) は、x86 アーキテクチャに新たな命令セットを追加する取り組みをまもなく発表するというが、その詳細は明らかではない。同社の広報担当者に尋ねても、x86 の命令セット拡張に関する発表が8月30日に行なわれるという答えしか返ってこない。
AMD はこれまでにも、Intel (NASDAQ:INTC) の『SSE』と互換性がある命令に独自の命令セットを加えた SIMD 拡張命令セット『3DNow! Professional Technology』を追加している。 同社が行なった x86 命令セットの拡張のうち、規模が最大でもっとも大きな成功を収めたのは、64ビット拡張命令セット「x86-64」だろう。これにより、x86 アーキテクチャは上位互換性を保ったまま64ビット演算が行なえるようになった。Intel は当初、x86 アーキテクチャの64ビット拡張というアイデアに興味を示さなかったが、その後すぐに取り入れた。 現在は「AMD64」と呼ばれている64ビット拡張は、AMD が、巨大な Intel に対する弱小企業という立場から脱するのに大きな役割を果たした。同社のサーバー向けプロセッサ『Opteron』シリーズの最新版『Barcelona』(開発コード名) は、9月10日に発売の予定だ。 しかし、市場調査会社 In-Stat のアナリスト Jim McGregor 氏は、AMD にとってもっと大切なことがあると考えている。AMD はすでに、技術面においても性能面においても Intel に遅れをとっている。Barcelona の発売は予定より数か月も遅れており、次世代 CPU コア『Bulldozer』(開発コード名) の出荷予定は2年先の2009年だ。 McGregor 氏は取材に対して次のように語った。「AMD には新しい CPU コアが必要だ。Bulldozer の出荷開始が2009年というのは遅すぎる。私は同社のスケジュールには真剣に不安を抱いている。AMD がもっとも気にかけなければならないのは、新しいプロセッサ アーキテクチャの開発だ。それこそが注力すべき最重点事項であり、しかもできる限り早く世に出すべきだ」 もっと急を要する重要な技術があるとすれば、入出力の仮想化だ。簡単なことではないという理由もあって、この技術の開発は遅れている。数台の仮想マシンでメモリやネットワーク、I/O バスを共有することは、2コアあるいは4コアのプロセッサを共有することとはまったく違い、はるかに困難ではるかに価値が高い。 関連記事 最新トップニュース
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