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IBM が『IBM BladeCenter』サーバーの新バージョンを発表IBM (NYSE:IBM) は29日、『Cell Broadband Engine』(Cell/B.E.) プロセッサ搭載『IBM BladeCenter』サーバーのアップグレード版を発表した。アップグレード版では、性能を上げるために、プロセッサ以外のすべてが変更されている。IBM はこれに併せて、マルチコア対応ソフトウェア開発キットのメジャー アップグレード版も発表した。
IBM の『BladeCenter QS21』は、2007年はじめにリリースされた『QS20』のアップグレード版にあたる。このサーバーに搭載されている Cell Broadband Engine プロセッサは、IBM の『POWER』プロセッサから派生したもので、Sony の『PlayStation 3』で使われている。 QS21 では、CPU はそのままで、性能が大幅に向上している。メモリ、密度、入出力スループットが2倍になり、ブレードの電力効率も向上している。また、最大16レーンの SDR Infiniband ネットワークに対応する2GB の I/O バッファメモリも追加されている。 同時に、標準型の IBM シャーシに収まるように設計が変更されている。「幅が2倍」だった旧バージョンは、標準的なブレードの2倍のスペースをとっていた。新バージョンでは、カードが大幅に小型化し、旧バージョンの7枚の2倍にあたる14枚のカードをシャーシに収納できるようになっている。 Sageza Group 社長の Clay Ryder 氏によれば、BladeCenter に必要だったのは、こうしたデザインの変更だという。「旧バージョンは、デザインが制限要因になっていた。1つのシャーシに1つのブレードを入れるだけなら、まあいいだろう。だが、それ以上を望む場合に、半分しか入らないからシャーシを2つ買わなければならないとなると、問題だ」と Ryder 氏は取材に対して述べている。 IBM は BladeCenter QS21 を、きわめて限定的な計算集約的タスクのアプリケーション アクセラレータと捉えている。3D およびグラフィックス レンダリングなどの一部のタスクでは、Cell/B.E. プロセッサは、競合するプロセッサを圧倒している。BladeCenter QS21 は、シャーシ1台の最高演算速度が6.4テラフロップで、標準的な42U ラックでの演算速度は25.8テラフロップを越える。 IBM は BladeCenter QS21 と同時に、Cell 向けの新しいソフトウェア開発キット『Multicore Acceleration 3.0』も発表している。このキットは、Cell で実行される作業負荷に関して新しい知見が得られるたびに、定期的に更新されているが、今回発表されたアップグレード版では、徹底的に改良が施されている。 関連記事 関連テーマ
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