フジノン製衛星光学系レンズが、月周回衛星「かぐや」に採用富士フイルムグループのフジノン株式会社は、2007年9月12日、同社が開発した3種の衛星光学系レンズが、月周回衛星「かぐや」に採用されていることを発表した。
「かぐや」は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が本格的な月探査を行うため、9月14日に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定の月周回衛星。 アポロ計画以来の本格的な月探査で「月の起源と進化の解明」を目的に、およそ1年をかけて月全域の観測が行われる。 宇宙空間での撮影では、打ち上げ時の強い振動や放射線などに対する耐久性と性能に対する信頼性がレンズに求められる。 フジノンが半世紀にわたり培ってきた光学技術と、陸域観測技術衛星「だいち」や地球資源衛星「ふよう」などの人工衛星に採用されたレンズ開発・製造の経験を生かし、新たに高耐久性と高画質・高精細な映像を実現する3種の衛星光学系レンズを開発した。 これらのレンズは、2台のカメラで月の地形を立体視する「地形カメラ」、異なった波長で月の表面の色の違いから岩石の分布を探査する「マルチバンドイメージャー」に搭載され、月の地形や岩石の成り立ちなどを調査するミッションに利用される。 また、NHK が開発したハイビジョンカメラにも搭載されており、月の地平線越しに地球が現れる姿などが撮影されるという。 関連記事 最新トップニュース
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