![]() ![]() ![]() ![]() IBM の『Linux』戦略責任者が語る、ライセンスと特許保護問題この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20070918/12.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
『Linux』が IBM (NYSE:IBM) にとって大きな事業だという事実は、同社の動向に注目している人々にとって当たり前の話だろう。この10年間に IBM は、Linux への取り組みを着々と強化し、今や Linux が同社のサーバー製品およびソフトウェア製品全体の中核をなすほどになっている。
現在 IBM で Linux 戦略の舵取り役を務めるのは、Inna Kuznetsova 氏だ。Kuznetsova 氏は、同社の Linux 担当エグゼクティブを長い間務めていた Scott Handy 氏の職務を最近引き継いだ人物だ。その Kuznetsova 氏に、取材でいくつか質問をぶつけた。 オープンソース ライセンスは、懸案事項なのだろうか? 『GNU 一般公的使用許諾契約』(GPL) の最新版『GPLv3』は、IBM でも採用したいと考えるものなのだろうか? Kuznetsova 氏の答えは次の通りだ。「まず第一に、われわれは GPLv3 を優れたライセンスだと捉えている。われわれは、コミュニティによる策定プロセスに参加し、その真価を理解した。最初の草稿から大いに発展し、非常に強力なライセンスになったと思う」 「大局的に言えば、GPLv3 が『GPLv2』に取って代わると私は思っていない。両方のバージョンのもとで製品を開発することになると思う。IBM の人々も GPLv2 と GPLv3 の両方のプロジェクトに参加することになるというのが私の見方だ。おそらくどちらも、市場で共存することになるだろう」 「GPLv3 が登場したことは良い徴候だと捉えている。それは Linux の成熟を示すものだ。開発者や企業が選択できるようになるし、選択肢があるのは良いことだ」 次に、Microsoft の知的財産問題について訊ねた。Microsoft が自社の知的財産権を Linux/オープンソースが侵害していると主張していることに関して、IBM の公式見解はあるのだろうか? Kuznetsova 氏は次のように語った。「まず第一に、われわれは Microsoft の主張に新しい点は何もないと捉えている。Microsoft は、具体的な特許を何一つ挙げておらず、侵害されたと主張する特定の特許を示しながらの議論も一切行なっていない」 「われわれは、さらなる特許保護は全く不要と考える。われわれは特許保護のため、Open Invention Network (ONI) を後押ししている。ONI は相当な保護を提供していると思うし、当社の顧客が心配する理由は見つからない」 「当社は、Linux に関して Red Hat と Novell の両方と今後もパートナーであり続ける。Microsoft と Novell の同盟関係が、当社と Novell の協力関係に影響を与えたとは思わない。Microsoft/Novell 同盟が Linux コミュニティにとって良いか悪いかについて言うならば、私は良いことと思う。Linux と『Windows』の相互運用性向上に役立つなら、それは顧客に素晴らしい価値をもたらす」 |