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2007年9月20日 17:30

働き方を変えるか、次世代ファイルシステム

先日、 「日本人の働き方は“タグ”と“ソーシャル”で変わる」という記事を、 たまたま見かけました。

これは糸井重里さんとの対談なのですが、 その中で、糸井さんがものすごく根本的な疑問を投げかけています。

パソコンでファイルを保存する時、 ツリー構造に格納していくわけですが、 これに対して糸井さんは、 「ツリー化することで、ここに矛盾がある、とか、抜けた要素がある、 とかがすぐに分かる。でも、 “階層がどこでどう揃っているか”を無視するのが僕の発想で、 その無視するところにこそ、面白いアイデアがある」と話しています。

そして、「コンピュータの持つツリー構造と、その外側にはみ出す自分の、 人間の考え方。 その間にある違和感という、 気がかりなものをそのままにしていた」と続けています。

この対談の中では、 Google がこの問題を解決してくれるのではないか、と糸井さんは期待していますが、パソコンでは情報がツリー構造であるがゆえに、 パソコンで作業している時は、 杓子定規で構造化された発想から抜け出せない、ということなら一大事です。

それでは、そもそもなぜツリー構造なのでしょうか?

その答えが「ファイルシステム」と呼ばれる仕組みにあります。 ファイルシステムというのは、 通常 Mac や Linux、Windows といった OS ごとに異なり、 今日では1つだけでなく複数の選択肢が用意されています。

また、これまでのコラムで紹介してきたように、 今日のコンピュータは I/O に大きな制約を受けているといえます。

もしハードウェアが変わらないのであれば、 改善すべき最適な場所はファイルシステムということになり、 この問題を解決しようと、 様々な次世代ファイルシステムが考案されています。

例えば、2007年7月に開催された「The Linux Foundation Japan Symposium」で、 Linux には新しいファイルシステムが必要だ、 という提言がされています。 そして、そこで紹介されたファイルシステムの1つに、 「Brtf」というものがあります。

さて、この Brtf、面白いことに、 Oracle 社のプロジェクトです。

そうです、 実はファイルシステムとデータベースというのは、 切っても切れない程、密接な関係にあります。 もちろん Microsoft や IBM も、 独自の次世代ファイルシステムを研究しています。

どうでしょうか?

たぶんこれまでファイルシステムを“熱い”と感じたことはないと思いますが、 なんだか注目する価値がありそうだ、というぐらいには思いませんか。

そこで、働き方に影響を与え、データベースとも密接な関係のある、 このファイルシステムというものの展望を、 今回を含めて4回に分け、じっくり見ていくことにしましょう。

記事提供:db4objects

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