Trend Micro は、影響力の大きい小売大手 Best Buy の技術サポート部門 Geek Squad が Trend Micro の製品を勧めるようになって以来、市場シェアを2年前の2%から14%へと急速に伸ばした。Webroot Software の『Spy Sweeper』も Geek Squad の推奨製品となり、NPD Group のウイルス対策ソフトウェア販売統計で12%のシェアを持つ市場3位の会社となった。
これらの企業に比べ下位に位置しているのは CA だ。CA は IT 資産管理ソフトウェア『Unicenter』を手がけている。同社は1999年、VET Antivirus を買収し、そのウイルス対策エンジンを Unicenter の企業向けセキュリティ機能として組み込んだ。また CA は、過去にも同じくウイルス対策製品を手がけていた Cheyenne Software を買収している。
これによって、それまでメインフレーム ソフトウェアで有名だった CA は、ウイルス対策ソフトウェア市場で知名度を得て、今では多くの消費者が考えている以上に広く使われている。CA の開発担当副社長 David Luft 氏によると、Time Warner は自社のケーブル接続インターネット サービス『Road Runner』で CA のセキュリティ技術を採用しており、Yahoo! も自社のブラウザ用ツールバーで CA の技術を利用しているという。
Trend Micro と CA はいずれも、スイート パッケージ化戦略を採ることによって、競争の激しいウイルス対策製品市場で生き残っている。今やウイルスを防ぐだけでは不十分で、ファイヤーウォール、スパイウェア対策、不適切コンテンツ フィルタなどの機能も必須となっている。