japan.internet.com
japan.internet.com メンバーID
Twitter
Facebook
RSS
ピックアップ
2007年10月5日 16:50

モバイルデバイスをリッチコンテンツに適応させる〜Intel CSMO が来日

インテル
吉田和正社長
2007年10月4日、Intel 主席副社長兼最高セールス&マーケティング責任者(CSMO)の Sean Maloney 氏が来日し、米国サンフランシスコにて開催された IDF の情報を中心に、最新技術情報を語った。

Maloney 氏の登壇に先立って、インテル代表取締役共同社長の吉田和正氏が挨拶を行った。Maloney 氏は吉田社長の直属の上司にあたり、半年に一回程度の頻度でディスカッションを行っているという。

Intel CSMO
Sean Maloney 氏
Maloney 氏は、真空管からトランジスタ、集積回路の発明までの説明を交えながら、Intel のシリコン プロセス テクノロジーをアピールした。

現在主流の 65nm テクノロジーは「限界と思われていた」という。小型化により、SiO2 ゲート酸化膜が薄膜化し、漏れ電流が増加したことが原因だ。

これを克服するため、Intel の 45nm プロセス テクノロジーでは、ゲートの漏れを劇的に減少させる「High-K メタルゲート」を採用、20%の性能向上と10%の漏れ電流削減を実現している。Maloney 氏は、High-K の採用を「トランジスタ史上最大の変革」と位置づける。

Maloney 氏が注目しているのはモバイル市場だ。PC 市場において、現在、ノート PC が最も成長しているという。

1,000万台を出荷した Santa Rosa に続く、次世代のモバイルテクノロジー「Montevina」は2008年中に登場する予定だ。Montevina は 45nm テクノロジーに基づき、Intel が力を入れている WiMAX、HD ビデオに対応するほか、25W という低消費電力を実現するという。

Maloney 氏は WiMAX の普及に関して「イーサネット、Wi-Fi に匹敵するであろう」と述べ、「bit あたりのコストを下げていく」との方針を示した。

モバイル市場の成長を認めた上で、Maloney 氏は、その課題を説明。YouTube、MySpace、Second Life といったグローバルな人気を集めるコンテンツは、モバイル機器ではフルに利用できないというのがその課題であるという。

ユーザーは短時間の読み込みでリッチコンテンツを利用することを期待している。Intel の調査では、ユーザーが許容できる待ち時間は5〜7秒であるとの結果が出ている。

この課題への回答が WiMAX そして High-K が実現する 45nm ということだ。Maloney 氏は「デバイスがコンテンツに適応していく」とアピールした。

また、ノート PC に続くデバイスとしてモバイルインターネットデバイス(MID)が紹介された。MID はインテルの A100/A110 といったプロセッサを使用した小型デバイスで、2007年6月には吉田社長が記者向けの説明会で紹介している。

2008年には MID 向けの「Menlow」プラットフォームが登場する。さらにその先には「Moorestown」プラットフォームも控える。Moorestown では SoC(System on a Chip)的なアプローチを展開していくという。

そのコアとなるのは、Intel 独自の IA 45nm コアだ。ARM アーキテクチャのハンドヘルド機用プロセッサ「Xscale」事業を切り離したことは、この大きな動きへの小さな第一歩であったのだろうか。

半導体の小型化・高性能化はさらに進む

プリンター用
記事を転送
この記事をクリップ!
japan.internet.com Androidアプリ
japan.internet.com Androidアプリ Android で japan.internet.com のニュースがどこでも、いつでも読めて、ニュースをTwitterに直接つぶやいたり、Facebookにコメントできる。 人気ニュースランキング、ブックマーク機能なども使えます。詳しくは こちらから
注目のトピックス
Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.