日本 IBM 東京基礎研究所は26日、プレスセミナーを実施、最新研究の数々を紹介した。今回紹介されたのは、「60GHz 帯ミリ波を用いた超高速無線伝送」、「モデル駆動型システムズ・エンジニアリング」、「テキストマイニング」など。そのほかにも、同研究所発の、Flash や動画などに対応する視覚障害者向けのツールなどがブースで展示され、各研究員より説明があった。
「60GHz 帯ミリ波を用いた超高速無線伝送」は、次世代高速無線技術として期待されているミリ波無線技術についての研究開発だ。同研究所が米国の IBM ワトソン研究所と共同で行っているもので、ワトソン研究所が開発した、10セント硬貨ほどの大きさにパッケージ可能なチップセットのプロトタイプと、東京基礎研究所が持つ高速デジタルベースバンド信号処理技術を組み合わせ、2Gbps 無線伝送のシステム実証に成功している。
次世代の無線伝送技術として注目される「60GHz 帯ミリ波伝送システム」 (画像:日本 IBM 提供) *クリックして拡大
次に紹介された「モデル駆動型システムズ・エンジニアリング」は、「製造業のお客様にモノを作らずに作るような環境を設計するものだ」と日本 IBM 執行役員で同研究所所長の丸山宏氏は説明する。「製品を作る際、従来はプロトタイプや規格などが必要だったが、デザインをきちんと書いて、私たちの技術で検証すれば、間違いなく正しく動作する製品が作れることを目指すものだ」と丸山氏は続ける。