![]() ![]() ![]() ![]() Mozilla、『Prism』プロジェクトを発表この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20071030/10.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
Web 2.0 にせよサービスとしてのソフトウェア (SaaS) にせよ、これらパラダイムには欠かせない1つの共通項がある。それが Web ブラウザだ。
Web ベースのアプリケーションは、Web ブラウザからアクセスして利用するものだ。しかしブラウザは、Web ページの閲覧という目的に合わせ、「戻る」や「進む」といったナビゲーション用のツールバーなどを備えており、それが Web アプリケーションの使い勝手を悪化させることが多い。 Mozilla Foundation が24日に発表した『Prism』は、この問題を解決しようという試みだ。 その構想は、従来の Web ブラウザから、Web ベースのアプリケーションを実行するためのシェル部分だけを、独立したアプリケーションとして分離させようというものだ。この取り組みは、以前『WebRunner』という名称で知られていたが、Mozilla によって現在は『Prism』という名前になった。 Prism プロジェクトは、実験的な新技術や機能を取り扱う Mozilla Labs 部門が担当している。Mozilla の公式説明によると、「Prism は Web アプリケーションをブラウザから切り離し、デスクトップ上で直接実行できるようにするアプリケーションだ」という。 Prism を利用すれば、Web ベースのアプリケーションを実行するためにブラウザを起動する必要はなくなり、デスクトップ上のアイコンをクリックすると Prism のウインドウ内でアプリケーションが動作し、ブラウザ用の余計な機能に煩わされることなく利用できるようになる。 開発者の視点から見た場合、Prism は新しいプラットフォームというわけではない。『Firefox』と同じコア プラットフォームを基盤にしており、同様の基本機能を備えているためだ。最初のリリースとなる『Prism 0.8』は『Windows』版のみだが、『Mac OS』版や『Linux』版も続いてリリースとなる予定だ。 Mozilla は、Prism が将来の Web およびデスクトップ利用像において重要なものになると大きな期待を寄せているが、誰しもがそうだとは限らない。Adobe Systems の『AIR』や Microsoft の『Silverlight』が、Prism と競合する可能性があるからだ。ただし AIR と Silverlight は、単にブラウザのシェル部分だけを取り出したものというより、アプリケーション配信プラットフォームといえる。 |