Microsoft は12日、同社の次期サーバー OS『Windows Server 2008』に組み入れる予定の仮想化ハイパーバイザ技術に関して、ようやく正式名称を発表した。また同社は、Windows Server 2008 のパッケージ構成についても明らかにした。
今回の発表は、スペインのバルセロナで開催中の同社主催カンファレンス『TechEd IT Forum』の場で行なわれたものだ。
Microsoft の声明によると、これまで開発コード名『Viridian』と呼んでいた仮想化技術の正式名を、『Hyper-V』に決定したという。Windows Server 2008 の主流エディションは Hyper-V を標準で備えるが、Windows Server 2008 の発売に Hyper-V は間に合わず、その後180日以内の出荷を予定している。
いずれにせよ、最終的には Hyper-V を Windows Server 2008 とパッケージにして提供することから、同社は Windows Server 2008 の価格およびパッケージ構成についても発表した。
Microsoft によると、Windows Server 2008 には全部で8種類のパッケージを用意するという。まず、『Standard』『Enterprise』『Datacenter』の3エディションは、Hyper-V を標準で備える。
Standard エディションでは、1ライセンスにつき仮想インスタンスを1つ実行できる。また Enterprise エディションでは4つの仮想インスタンスを実行でき、Datacenter エディションではその制限がない。
さらに Microsoft は上記3エディションについて、それぞれ Hyper-V なしのパッケージも用意する。そのほかにも2種類、『Windows Web Server 2008』と『Windows Server 2008 for Itanium-based Systems』があるが、こちらも Hyper-V を含まない。
価格だが、Standard エディションは5つのクライアント アクセス ライセンス (CAL) が付属して999ドル、Enterprise エディションは25の CAL 付きで3999ドル、Datacenter エディションは1プロセッサにつき2999ドルとなる。
上記3エディションの Hyper-V を含まない版は、価格が28ドル安くなる。
また、Windows Server 2008 for Itanium-based Systems は1プロセッサにつき2999ドルで、Windows Web Server 2008 は469ドルとなっている。
Microsoft はさらに、Hyper-V 技術の単体製品版『Microsoft Hyper-V Server』も提供する。価格は1ライセンスにつき28ドルとなる予定だ。