Webテクノロジー 2007年11月22日 10:30

Sun、カーネルレベルで『CIFS』に対応

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2007年11月22日 10:30 付の記事
■海外internet.com発の記事

Microsoft の『Windows』が備えるファイルの共有と転送機能を、『UNIX』系 OS でシームレスに活用するために必要なものは何か。これまで一般的な答えは『Samba』を利用することだったが、Sun Microsystems にとって、それだけでは不十分なようだ。

Sun は、自社が支援する OpenSolaris プロジェクトの新しい『CIFS Server』およびクライアント アプリケーションにより、Windows ファイル共有機能との相互運用を Samba とは別の切り口から実現しようと開発を進めている。このサーバーおよびクライアント自体は Sun が開発したものだが、Microsoft の『Common Internet File System』(CIFS) プロトコルを用いている。CIFS は時に『サーバー メッセージ ブロック』(SMB) とも呼ばれるもので、Windows におけるファイルの遠隔アクセスやネットワークを通じた転送を実現するプロトコルだ。

Sun の Solaris 部門でシニア エンジニアリング マネージャを務める Barry Greenberg 氏は取材に対し、次のように語っている。「このプロジェクトにおけるわれわれの主要目的は、Solaris をより強力なストレージ プラットフォームにするための機能を追加することだった。基本的なレベルで Windows との相互運用が可能な CIFS 実装の統合を真剣に望むなら、OS において特定の中枢機能をサポートする必要がある」

Sun の CIFS Server は、CIFS プロトコルのカーネル実装で、『Solaris』の基礎を成す『ZFS』および『NFS』ファイルシステムと統合している。CIFS 実装としては、かねてから Samba が存在するが、これは CIFS Server とは実現手法が少し異なる。Samba は現在 Solaris がサポートしているほか、多くの Linux ディストリビューションにも付属している。

Greenberg 氏はこの点について、次のように説明した。「Samba は、CIFS Server のユーザー空間実装で、基盤となる OS との統合が限定的だった。一方、Solaris CIFS Server はカーネルベースの実装なので、Windows の属性やファイルアクセス動作と適合するように、Solaris のコア ファイルシステムを拡張することができる」

「また、OpenSolaris 内で直接 Windows ユーザーの ID をサポートするような興味深いことも可能になるため、ユーザー管理やファイルアクセス制御を大幅に簡易化できる」

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