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Webテクノロジー2007年11月28日 11:40

Mozilla、セキュリティ更新版『Firefox 2.0.0.10』をリリース

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Mozilla Foundation は26日、Web ブラウザ『Firefox』の最新セキュリティ更新版『Firefox 2.0.0.10』をリリースした。

Firefox 2.0.0.10 で対応したのは、非常に深刻なクロスサイト スクリプティング (XSS) 攻撃に対する脆弱性だ。この脆弱性の存在は、すでに数か月前から公になっていた。

Mozilla のセキュリティ勧告では、この XSS 問題を「jar: URI スキーマ」の仕組みを悪用したものだと説明している。jar: URI スキーマは、デジタル署名付きの Web ページをサポートする仕組みで、Java アーカイブ形式の署名を含む ZIP 圧縮したページを Web サイトが読み込むのに利用できる。

Mozilla のスタッフとして活動する Jesse Rudderman 氏は今年2月、Mozilla が運用している欠陥追跡システム『Bugzilla』のエントリ369814において、次のように報告していた。「バイナリ コンテンツを検査することなく、画像のアップロード (アバターなど) が可能なすべてのサイトは、XSS 攻撃に対して脆弱となる可能性が高い。攻撃者は、単に悪意のある (ZIP) ファイルをサイトにアップロードするだけで、ユーザーに『jar:』リンクを辿らせることができてしまう」

同脆弱性については、セキュリティ専門家の Michal Zalewski 氏が今月に入り、広範な Web サイトに影響を及ぼす可能性があると指摘した。これを受けて Mozilla の開発者らは、この脆弱性の危険度と悪用の可能性について再検証を進めていた。

Zalewski 氏は Bugzilla のエントリにおいて、今月10日付けで次のようにコメントしている。「この脆弱性は、当初の評価よりもかなり深刻で、対処もより困難なものだということに注意してもらいたい。302リダイレクトでセキュリティ コンテキストが適切に変わらないため、攻撃対象のサイトが悪意のある JAR ファイルをホストする必要すらない」

ほかにも前出のセキュリティ勧告では、同脆弱性を悪用すれば、Google の Web メールサービス『Gmail』にログインしている場合、そのユーザーが持つ連絡先情報を盗み出せる概念実証コードが公になったことも記している。

Firefox 2.0.0.10 では、この XSS 問題対応以外に、2つの修正を行なった。1つは、クロスサイト リクエスト フォージェリ (CSRF) 攻撃を許してしまう脆弱性だ。この脆弱性は、Firefox による HTTP Referer ヘッダ生成処理の問題で、偽のヘッダを作り出すことが可能だったという。そしてもう1つの修正では、メモリ破壊の形跡があるクラッシュに対応した。これら3件の修正は、いずれも重要度評価が上から2番目の「高」となっている。

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